EP.35 ページ36
あみside
らいむ「今年もいっぱい食べたいものがあるね」
『去年は自分達のお店が忙しくてあんまり回れなかったもんね』
らいむ「でもさ、食べたい物いっぱいって、夏祭りの時のデジャブだね笑」
開会宣言みたいなのが終わって、開店の時間になったら一気に熱気に包まれる
焼きそばとかのご飯系からわたあめとかスイーツ系、メイドカフェとかまで色々と
目についた美味しそうなものを食べてブラブラしてたら辿りついた一年生のフロア
らいむ「せっかくならラウールくんの所行ってみようよ!」
『良いけど、』
らいむ「何やってんだろ」
『えっとね…』
ラウールくんが居る1ー3の教室につけば明らかに引き攣るらいむの顔
らいむ「お化け屋敷、」
私は比較的大丈夫なんだけど、らいむは怖いものがからっきしだめなの
『ほら、苦手でしょ?だから他のところに、、、』
らいむ「ううん、行く。ラウールくんに会えるかもじゃん!」
『別にわざわざここで会わなくても』
多分らいむなりの気遣いだ思うけど、だからわざわざ苦手なことまでしなくて良いもん
「あ、先輩方入ります?」
『えっと、』
「入ってくれますよね!」
『ちょっと考えたい…』
らいむ「いや、入ります!」
『らいむ!?』
勢いに任せた感じで先に進んでいったらいむを追って入った教室内
いくら文化祭とはいえ、クオリティがすごい高くてなかなか怖い
1個の教室内で完結させるために狭く作られててその圧迫感も逆に怖さを倍増させてる気もするし
『大丈夫?』
らいむ「なんとか、、、」
最初の勢いは完全に無くなって私の後ろで小さくなってるらいむの手を握りながら進んでいく
この子は絶対に遊園地とかのお化け屋敷には連れて行ったらダメなタイプだわ
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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時