EP.31 ページ32
あみside
らいむ「じゃあ次はあみの話!」
『え、私の話って何。そんなのないんだけど』
らいむ「あるよ!ラウールくん!」
『あぁ』
さっきまであんなに照れくさそうに話してたのにそんなに目を輝かせることある?
らいむ「夏祭りの日一緒に帰って連絡先も交換したって聞いたよ」
『誰から?』
らいむ「蓮」
『あいつら…』
絶対ラウールくんがめめに報告して、めめがらいむに報告したルートだ
全部筒抜けじゃん!!!
らいむ「少なくとも中学生の時よりは距離が縮まってるわけじゃん。ちょっとも気持ちに変化はないの?」
『そりゃああるけど』
らいむ「どんな風に?」
『どんなって…』
大変な時はなんだかんだラウールくんに助けられてる気がするし、素敵な言葉で嬉しい気持ちにしてくれるし、一緒にいると楽しいし
『良い風に』
らいむ「うん、それならよし」
『なにそれ笑』
なんかさっきと立場が逆転してる感じ
らいむ「あみ、ラウールくんが教室に来た時嬉しそうなんだよ。自分では気づいてないだろうけど」
『全然気付いてない』
それじゃあめめが近くにいる時に分かりやすく嬉しそうならいむと一緒じゃないか
嬉しそうにしてることに気づいてないとこまで一緒
『恋愛面での好き、なのかはわかんないんだよね』
らいむ「でも好きになる可能性は?」
『ある、かも』
らいむ「今はそれで良いんじゃない?3年も片思いしてくれてる人がちょっとの期間で心変わりするとは思えないもん。」
色々話す中で自分の気持ちが整理されてる気がする
『ありがとうらいむ。なんかちょっとスッキリした』
らいむ「私も!」
よく考えたららいむとこーやって恋バナすることなんてなかったな
照れ臭いけど、ドキドキを共有できるってやっぱり良いことなのかも
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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時