【募集企画】柞吹学園【小説】 (ページ8)

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第8話【新しいおもちゃ】神崎真視点ページ8

「あ～……ねみぃ……｣

今日は委員会の仕事があって、怠い体にムチをうち校舎へと向かう
めんどくさいが、仕事をすっぽかして裕太にあとでお小言を言われるのは面倒だ……仕事熱心な彼のことだ、今日も早くから仕事に取り掛かっているに違いない。何せ今日は、入学式だ。生徒会はもしかすると今、大忙しかもしれない

「今年は一体どんなことになるのかね～..去年のあれもなかなかだったけど♪ やっべそれ考えると目ぇ覚めてきたわww｣

このあとに待ち構えるイベントに胸を高鳴らせ、廊下を進んでいく。
その時、チラリと目に入った窓の外の光景に目を惹かれた。
その先に目を向けてみると、ばっっかでかい物体が動いているのが見えた。
一瞬「何だあれは｣と考えてみたが、冷静になって考えてみると自ずと答えが導き出された。

あんなものを持ち歩いているのはきっと....

「あ～……やっぱ絵留か～……」

予想道理その物体……基、そのぬいぐるみの持ち主は、
俺の親友である、白鳥絵留だった

「よくもま～毎日あんなもん持ち歩いてるよな～……ん？ ……
ﾌﾟﾌｯwなに？あいつ朝っぱらから女子にちょっかいだしてんのかよ？ww
後で詳しく聞きに行くか～ww｣

彼はあの可愛らしい見た目に反して、実はとっても腹黒い性格である。
まぁそれを知っている奴はほとんど居ないが……

そんな事をしている内に、俺は放送室に辿り着いていた
時計を見るとどうやら少し早く着いてしまったらしい……
時間になるまで、俺は適当に時間を潰すことにした。

今日は入学式。ということは、新入生達が入ってくる。
新しい後輩達がこの学校へとやってくる……

「……つぅ～ことは……楽しみも増える……
……新しいおもちゃも増えるな～……ﾆﾔｧ｣

あ～……俺は少し、絵留に感化されてしまったかもしれない
だが、別に悪い気もしないけどな～……

これからが楽しみだ♪