今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:22,697 hit
小｜中｜大
〃＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ページ15
そしてまたヒヨドリが卵を抱く季節に
さしかかろうという時
潤は校庭の隅で
ぼんやり巣を眺めていた
突然視界がふさがれて“だれだ？”
なんて聞こえてきた……
潤はため息をついた
この学校で親しくしているのは
この人しかいないというか
そうでなくともこんなことをするのは
この人しかいないというのが
正確な言い回しなのかもしれない
雅紀だと即答され
つまらないと頬をふくらめながら
潤と並び巣を眺める
ヒヨドリの鳴き声
風の渡る音
揺れる木漏れ日
もう何回ヒヨドリが巣を出入りしただろう
いつの間にかこうしてただ隣り合わせにいる
そんなことが当たり前になっていたふたり
だから雅紀は気付いた
潤が何か抱えているのだろうと
たいして力にはなれないかもしれない
でもよかったら話して欲しい
雅紀は囁くように話しかけた
潤はえっ？と雅紀を振り返り
真剣な面持ちの雅紀を確認して
今度は先程とは違い
もっと深くふうとため息をつくと
少しづつ話し始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 132人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
43(プロフ) - 大変お待たせして申し訳ありませんでした。見捨てることなくページを開いてくださった皆様、ありがとうございました。亀更新が続きますが、完結目指してカーソルはノロノロと進んでいっております。最後までお付き合いいただければ嬉しいです。よろしくお願い致します。 (2021年5月12日 21時) (
レス) id: eb8e95ff3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：43 | 作成日時：2021年5月12日 21時
