第82Q ページ6
テツヤと大我による超速攻の後、緑間が3Pを打つことを渋り始めた。
そりゃそうよ。
自分が打ってもあんなふうに返されると考えたら誰だって打てない。
これで、少しの間緑間は封じられたかな・・・。
・・・ん?
試合を見守っていた私がふと違和感を持ったのは、直後だった。
秀徳の10番。緑間と一緒にいた、確か、高尾君・・・、なんか、なんだろう・・・この感じ。
彼のプレーに少し引っ掛かりを感じた。
と・・・
「おーい、高尾、木村、マークチェンジ。
高尾、11番につけ」
秀徳の監督がそう指示を出したのだ・・・。
高尾君がテツヤのマーク・・・?
・・・何かある、嫌な予感がする。
そして、じっと彼のプレーを見ていて、ひとつの可能性にたどり着いた。
あのパス、後ろに目でもないと無理じゃないの・・・。
まさか、ほかの視点から見てるとか・・・。
伊月先輩のイーグル・アイのようなものかもしれない!
そのとき、事態は急変した。
高尾君のマークを抜けフリーだったテツヤに向かってパスされたボールがなんと彼にカットされた!!!!
えっ!!!!!?
まぐれではない。彼は完全にテツヤがどこにいるか分かっていてパスカットをしている!!
『監督っ、、!』
リ「ええ、分かってるわ」
▽▲▽▲▽▲
伊月先輩の話によると、高尾君は先輩のイーグル・アイよりも精度が高く視野の広いホーク・アイを持っているらしい。
テツヤのミスディレクションはテツヤを見ようてしている目線を逸らせるもの。つまり簡単に言うと、テツヤを見ようとしたければそもそも効果は発揮されない。
高尾君にも同じことがあてはまって、彼はテツヤじゃなくて、コート全体を見ている。だからミスディレクションが効かないんだ・・・。
火「おいお前、まさかこのまま、やられっぱなしじゃねぇだろうな・・・」
黒「まぁ・・・、やっぱ、ちょっと嫌です・・・。」
突慳貪にいうテツヤの頭をわしゃわしゃと撫でながら、よく言った!と言った大我がリコ先輩に向き直る。
火「監督、このまま行かせてくれ、・・・ださい。」
リ「このまま?高尾君にはミスディレクションが効かないのよ?大丈夫?」
黒「大丈夫・・・、じゃないです。困りました。」
ぅうん、だよねぇえ・・・
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時