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第111Q ページ35

リ「今年は夏休みの初めと終わり、海と山で2回合宿よ!」


夏休み初日の部活でリコ先輩の威勢のいい声が響いた。

後で小金井先輩から聞いたけど、どうやら、行先はリコ先輩と日向先輩が、まるでカップルのデート先を決めるようにしてたらしく、なんだかほっこりした。


黒「あ、すみません」
火「ってーなー!ちゃんと前見ろよ!!」


そうそう、テツヤと大我のすれ違いは丸く収まったみたい。

あまりにも長引いたこのすれ違い。

大我の真意にたどり着いていた私は、テツヤにアドバイスするべきか悩みに悩み、意を決して連絡を入れたところ、丁度解決したらしく

黒「すみません、ご迷惑お掛けしました」

と謝られたのはついこの間の話。


今では、前までの調子が戻って来つつあって、私は本当に安心した。

小言を言い合う2人を眺めて、ふふっと笑みをこぼしていると、日向先輩から召集がかかった。


日「オレ達は今・・・、重大な危機に直面している」

重々しく放った言葉に首を傾げた。はて?なんでしょ。

日「今年、合宿を2回やるために、宿は格安の民宿にした
よって食事は自炊だ・・・が、問題はここからだ」


・・・一体、それは!!?


日「カントクがメシを作る!!」






あの、あまり事の重大さが分からないのですが・・・

でもその時、桐皇戦でのリコ先輩のはちみつレモンを思い出して納得した。


なるほど、嫌な予感しかしませんね()


日「自分たちで作りたいのは山々だが、練習メニューが殺人的すぎて夜はまともに動けん。

だが・・・!」


日向先輩はその目を私に向けた。


日「今年の俺達には、優秀なマネージャーがいる!!!!」


そう叫ぶと、ガシッと私の肩を掴んだ。


日「A、俺らの命はお前にかかっているといっても過言では無い・・・。料理は、できるか・・・?」






『・・・えっと、その、家庭的なものならある程度は』




昔から親が家にいないってことは多くあって、自炊はそれなりにしている。


横からテツヤも声を上げた。


黒「そいういえば、Aさん、料理得意でしたよね。
キセキの世代からも好評でしたよ。」



いやいや、あんなに褒められたのは、さつきという不器用がいたせいだって

さつきのは、料理の域を超えてるんだよね・・・なんだろう、混ぜただけ?←


そんなことを考えている私を他所に、涙を流しながら無言でガッツポーズをする先輩方がいたとか・・・



こうして、地獄の合宿がスタートした!!!

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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/  
作成日時:2021年9月23日 19時

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