第99Q ページ23
高「真ちゃん、さっきからおかしーよね
Aのこと1番分かってるのは俺なのだよ。
とか言っちゃってさ?」
高尾が、緑間の声真似交じりに言う内容に、俺は訳が分からなくなった。
1番わかってるのは俺だ???何言ってんだこいつ。負かされて頭沸いたか・・・?
「おい緑間、そりゃどういうことだ?」
緑「なんだ、聞いてないのか?
俺は、Aと小学校が同じなのだよ」
聞いてねぇー
緑「お前らの知らない頃のあいつを、俺は知っている。
その上での発言なのだよ。」
緑間は、グッ、と奥歯を噛み、地面を睨みつけた。
緑「俺は、ただ・・・
あいつほどの実力の持ち主が
過去のトラウマに囚われて、埋もれているのが
解せんだけなのだよ。」
高尾行くぞ、と言って緑間は去って行った。
俺の心に蟠りを残したまま
俺は呆然とリアカーが消えてくのを見ていた。
言ってやりてぇことは沢山あるが、言葉が出なかった。
「くっそ・・・っ」
そう地面に吐き捨て、拭いきれない感情を抱いたままコンビニへと足を運んだのだった。
▽▲▽▲▽▲
青「いい加減、前に進めって言ってたぜ」
ギクリ、とした。
緑間め、青峰にまでそんなこと言いやがって!!!
青「いつまでも立ち止まったままじゃ、どうにもならんって偉そーに言ってた。まじイラッときた」
『なんで、青峰が怒ってんのさ』
クスッと笑って言うと、なんでだろうな、と真顔が返ってきた。
私は息をつく
『いいよ。言わせといて・・・。私が、このままで満足してるから、それでいいの。』
本当にそうだろうか、と言いながら思ってしまった。
ただ、そう言い聞かせて、立ち向かうことから逃げているだけなのだろうか?
それなら、本当に緑間の言うことが図星なのだ。
だから、無性にイラッとしてしまうのかもしれない・・・
青「緑間と、小学校同じなんだってな」
うん、そうだよ。
別に、隠していたわけでは無い。
聞かれなかったし、自分たちから言う必要もなかったから、言ってなかっただけである。
そのように伝えると、そっか、と返事された。
そして、彼は、空中に投げていた目線を私に送って
青「後さー・・・
トラウマって、何?」
真剣な眼差しに、私は圧倒される。
思いもよらないワード
ドキリと心臓が脈打った。
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時