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緑 side
はぁ…最悪や。
調整期間やなんて、テイのええ、謹慎みたいなもんやん。
俺、何も悪いことしてへんのに。
そんな時に届いたヤスからのLINE。
ヤス鍵、返して
と、たった一言…。
嘘やん…。
…。
俺、ヤスに…愛想、尽かされたんやろか。
…。
何で？
俺、ヤスに愛想尽かされるようなこと、何にもしてへんやん！
写真撮られたんも、言い掛かりみたいなもんやし！
…。
…。
…。
…。
こんな時、自分の職業に因果を感じる。
だって、この仕事してなかったら、ヤスには出逢えなかった訳やけど…この仕事、してなかったら、こんなことで揉めることなんか、無いはずやから。
俺せやけど、家出られへん
ヤス判った、これから家行くわ
それから、小一時間ほど経った頃、もう一度ヤスから到着を知らせるLineがあった。
玄関を開けると、ヤスが普段通りの顔をして立っていた。
「…ヤス」
「おーくら、おはよう…ただいま」
いつものように、じいっと目を見て挨拶してくれた。
声音は優しく、穏やかで…口元は、微笑みの形をしていた。
俺はなんでだか、喉の奥が閉まって声が出ない。
「おーくら…『おかえり』言うてくれへんの？」
不思議そうに俺を見上げた。
「…おーくら？」
「ヤス、俺なんも悪い事してへん」
それだけ言うと、俺はヤスに抱きついた。
ヤスは、ちょっと吃驚したみたいに、一瞬身体を固くしたけど、抱きとめてくれて…無言で俺の背中を撫ぜてくれた。
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蒼乃碧(プロフ) - mimiajioveさん» コメントありがとうございました！ようやく移行完了でございます！良かったらまた読んでやってくださいませm(__)m (2018年7月19日 15時) (
レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
mimiajiove(プロフ) - シヨウヨ2楽しみです！頑張ってください！ (2018年7月11日 2時) (レス) id: 15ac791737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃碧 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月3日 8時
