手下との日常…？ (ページ47)

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異変ページ47

ダル「ねぇジャック。最近僕ら以外のメンズ達の様子がおかしくない？」

ジャ「唐突だね！そんなに変わったことあったかな？」

僕の言葉にジャックは首を傾げる。
まぁ…彼の世界じゃ、こんなのおかしいに入らないのだろう。

ダル「僕にはわかるんだ。なんだか…悪いことを考えているような…」

ジャ「僕達はヴィランズだよ？悪いことを考えるのがおかしいなんておかしいよ！」

ジャックは呆れたというように首を振る。

ダル「確かにそうだけど！きっと3人は僕達に隠し事をしてる。」

ジャ「隠し事だって？」

ダル「うん。それも、Aのことで。」

ジャ「Aのこと！それは聞き捨てならないね！しかもリンゴが知ってて僕が知らないなんて！」

Aの名前が出た途端、表情を変えるジャックを見て呆れる。全くよくそんなにコロコロとひょうじょうを変えられるものだ。

ダル「A、最近悩みがあるみたいだからその事かと思ったんだけど。」

ジャ「最近元気がなかったのはそれが原因かな…」

ダル「元気がないことには気づいてたんだね？」

ジャ「Aのことならなんでもお見通しさ！」

キランと音がつきそうなウィンクをして、ジャックは笑う。

ダル「仲がいいのは嬉しいぞ！…じゃなくて！」

ブンブンと頭を振って話を戻す。

ダル「なんでもお見通しな親友に聞きたい。Aはなんで悩んでると思う？」

ジャックはうーんと腕を組みながら考え始める。

ジャ「思い当たるのは…太った、とか？」

ダル「ジャック!!」

ジャ「ごめんごめん！そんなに怒るなよ～」

ヘラヘラと笑うジャックにだんだん腹が立ってくる。

ダル「もういい！直接Aに聞いてくる！」

時間の無駄だと思い、席を経つ。
ダルメシアのいきなりの行動に驚いたのか、ジャックは慌てて止めようと腕を掴む。

ジャ「え？それはまずいんじゃないかな！」

ダル「ついてくるなよ！僕一人で解決してあげるんだ！」

ジャ「直接聞いても、話してくれないよ！」

ギャーギャーと引っ張り合いながらAを探していると、キッチンに立つアップルポイズンが目に入った。