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インスタントbeautiful ページ23

ヴィランズ手下達は皆、怪しい美しさを持っている。
その秘訣ってなんだろう。
美しさについて聞くなら、マルフィか…アップルさん?
でも…あえてジャックとかダルに聞いてみるのもいいかも。
ジョーはきっとアースラ様と契約しろとか何とか言うからなしで…

ジャ「A?変な顔してどうしたの?」

A『あ。相談聞いてもらうには物足りないけどいっか。』

ジャ「えー何それ酷くない?僕だって相談くらいのれるんだけど。」

A『じゃあそんなジャックくんに相談です!ズバリ、ヴィランズらしい美しさの秘訣は?』

ジャ「…は?……ぷっ…あははは!」

一瞬ぽかんとした後、彼は吹き出した。

ジャ「美しさぁ?なんだよA、マルフィに憧れたとかぁ?」

A『ッ〜!!私だってヴィランズレディなんだから、気にしたっていいでしょ!』

ジャ「いや、だってさ!今まで気にしないスタイルだったじゃん?それに、そのままでも人間ウケ良かったし。」

A『ほんと失礼な奴。』

ジャ「嫌だな。何もしなくても可愛いって事だよ♡」

わざとらしくハート飛ばして言われても嬉しくない。

A『でも気になったの!ジャックは何か秘訣とかないの?』

ジャ「無いなぁ。僕の場合はね、女王様の魔法でぱーって!ぱーってなったから!超簡単!インスタント!」

そう言いながらくるっと回って両手を大きく広げる。
まぁそっか。魔法があるんだもんね。

A『あーあ。私もぱーっとやってくれないかなぁ…』

ジャ「だーかーらー!何度も言ってるでしょ?Aは、そのままでも十分だよ!あ、でもここにハートがついたらもっと可愛い♪」

そう言って私の頬をつつくと、ぱっとハートのスートが描かれる。

A『子供扱いしないで!私は妖しい美しさが欲しいの…!』

ジャ「はぁ…やけに拘るね。…あー、さてはこの前のリクルーティングでゲストさんに可愛いって言われたの気にしてるー?」

A『うっ…』

図星だ。可愛いって言われるのは嬉しいけど、その時は小さくて可愛いとか、妹みたいとか言われて複雑だった…
挙句にヴィランズらしくないとまで言われてしまったのだから、気にしてもしょうがないと思う!

ジャ「なぁんだ。そんなことか。」

彼はニヤリと妖しく笑って急に私に近づく。
そして声のトーンを落として耳元で言った。

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設定タグ:ヴィランズ手下 , 短編集 , ヴィランズ   
作品ジャンル:ファンタジー
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ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時

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