メガネ ページ16
スキャ「どこいっちゃったんだろ…ん、あれは…Aさん?ちょうどいい所に!私のメガネ知りませんかぁ?」
本から顔を上げ、声のするほうを見ると、スキャターさんが手を前に出しながら、ふらふらと近ずいてくる。
本人には悪いが、目を細めてキョロキョロしている姿がちょっと面白い。
周りを見渡すと、彼女のすぐ近くに置いてあったので、
A『そこの机に置いてありますよ〜』
スキャ「え!本当ですか!…ふーよかった見つかって…」
A『スキャターさん、そんなに目が悪いんですか?』
スキャ「そうなんです〜…もう、メガネを探すメガネが欲しいくらいです!」
A『それ意味あるのかな…?』
前にジョーが、「あいつはメガネが本体だ」って言ってたけど、本当なのかもしれない…
スキャ「Aさん、今失礼なこと考えませんでした…?」
A『えぇ…?そんな事ないですよ?』
スキャ「ほんとですかぁ?…あ!私、ミスターに呼ばれてたんだった!それじゃ、失礼しますね!Aさん!」
そう言ってパタパタと走って行ってしまった。
A『賑やかな人だな…』
頑張れ…
そう思いながら、慌ただしく去っていく彼女を見送った。
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ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時