見覚え ページ13
ジョ「だーかーらー!何回言ったらわかんだよお前!」
A『でも!絶対会ったことあると思う!』
朝からジョーとAの声が部屋中に響く。
何事かとジャックとダルメシアが部屋から出てくる。
ダル「なんだ…?喧嘩か…?」
ジャ「ちょっと違うみたいだよ?お2人さん!どうしたのさ?」
ジョ「こいつが、ここにリクルーターとして来る前に俺に会ったことがあるって言って聞かねぇんだよ!」
ジャ「えー!会ったことあるの?」
ジョ「ねぇからこうなってんだろうが!俺にとっちゃどうでもいい事だけどよ、こう何回も聞かれるとめんどくせぇんだよ。」
そう言ってジョーはAを睨む。
でも…と言ってAは食い下がった。
A『ジョーみたいな人、1回あったら覚えてると思うし…曖昧な記憶なのは確かだけどさ。』
ジョ「曖昧なんだろ?んなの気にすんなよ!俺はただでさえ忙しいんだ。お子様の話に付き合ってる暇ねぇの。分かったらジャックとダル連れてさんぽにでも行け!」
ダル「さんぽか!僕、行きたいぞ!」
散歩、という言葉にダルが反応してしまい、その話はそこで切り上げられた。
ジャ「そんな気になることだったの?何百年も生きる僕達からしたら、似てる人なんて沢山いると思うけどなぁ。」
A『うーん…なんかモヤモヤするんだよね…』
ジャ「そんなこと気にしてたらこれからの長い時間生きてられないよ!楽しくいこ!」
A『そう…だね。忘れる!』
〜
ジョ「お前がどうやってここに来たのか、知らねぇで。」
ジョーは苦い顔をしてつぶやく。
Aにはマスターと呼べる人がいない。
それは、他のみんなとは違う方法でヴィランズになったから。
それを知っている人物はまだ少ない。
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ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時