検索窓
今日:32 hit、昨日:8 hit、合計:78,537 hit

見覚え ページ13

ジョ「だーかーらー!何回言ったらわかんだよお前!」

A『でも!絶対会ったことあると思う!』

朝からジョーとAの声が部屋中に響く。
何事かとジャックとダルメシアが部屋から出てくる。

ダル「なんだ…?喧嘩か…?」

ジャ「ちょっと違うみたいだよ?お2人さん!どうしたのさ?」

ジョ「こいつが、ここにリクルーターとして来る前に俺に会ったことがあるって言って聞かねぇんだよ!」

ジャ「えー!会ったことあるの?」

ジョ「ねぇからこうなってんだろうが!俺にとっちゃどうでもいい事だけどよ、こう何回も聞かれるとめんどくせぇんだよ。」

そう言ってジョーはAを睨む。
でも…と言ってAは食い下がった。

A『ジョーみたいな人、1回あったら覚えてると思うし…曖昧な記憶なのは確かだけどさ。』

ジョ「曖昧なんだろ?んなの気にすんなよ!俺はただでさえ忙しいんだ。お子様の話に付き合ってる暇ねぇの。分かったらジャックとダル連れてさんぽにでも行け!」

ダル「さんぽか!僕、行きたいぞ!」

散歩、という言葉にダルが反応してしまい、その話はそこで切り上げられた。


ジャ「そんな気になることだったの?何百年も生きる僕達からしたら、似てる人なんて沢山いると思うけどなぁ。」

A『うーん…なんかモヤモヤするんだよね…』

ジャ「そんなこと気にしてたらこれからの長い時間生きてられないよ!楽しくいこ!」

A『そう…だね。忘れる!』





ジョ「お前がどうやってここに来たのか、知らねぇで。」

ジョーは苦い顔をしてつぶやく。
Aにはマスターと呼べる人がいない。
それは、他のみんなとは違う方法でヴィランズになったから。

それを知っている人物はまだ少ない。

スキの意味→←優しい毒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
設定タグ:ヴィランズ手下 , 短編集 , ヴィランズ   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。