scene.59 ページ10
.
ジョングクくんに手を引かれる儘楽屋まで来てしまう
「や、あの…っ」
「いいの。ヌナ、ヒョンたちに会っていって。少し気分が楽しくなれるよ、きっと!」
そう笑って扉を開ける
「ひょーん!Aヌナですっ!じゃーん」
ぱちくりと目を瞬かせる彼らが目に入り、恥ずかしくなってジョングクくんの背に隠れると
「ねー、ヌナ、あんまり可愛いことしないで(笑)」
そう言って前に差し出される
「あ、の、…//」
「うわぁ!ヌナ!きれい!可愛い!すき!」
ぴょんと跳ねてVくん。
「わぉ、チンチャモデルさんかと思った、!」とJ-hopeさん
そんな中「ネイビーもいいじゃん。」というシュガくんに「…うん。でもこの前の黒も気に入ってるよ」と微笑むと
「ん?2人ってタメで話してたっけ?」と目敏くジミンさんが気がついた
「ああ。歳ほぼ変わんねぇし。タメでいいって。優しいから、Aさん。な、?」
ニヤッと笑う彼に困ったように笑うと、Vくんが携帯で私をパシャパシャと撮り出した
「いひ♡ヌーナ!こっち向いて!」
「V、Vくん、恥ずかしいから…っ//」
「だってだって、とっても素敵だから!僕ヌナすき〜」
あー、もう、可愛いな、この子。そう思って仕方なく笑うと
「お…!!?」
一際大きな声が聞こえて
「あ、あわ、あ、A…っ!?な、なんでここに、!?」
「僕が連れてきました。変な女に絡まれてたので」
「…大学の教授だよ、ソクジンくん、(笑)」
そう言うと心配そうな顔になる
「大丈夫、もう私大人だから、あの時みたいにはなってないよ、(笑)」
「………わかった、信じるよ。」
本当は目眩が起きていたことは伏せて。ジョングクくんが助けてくれたことはとても助かった
「…今日はネイビー、なんだ、」
「うん。…ふふ、思い出すね、あの時のこと」
「イヤー!だってAがネズミ色のドレスとか言い出すから…!(笑)」
大学時代、初めて授賞式に出た時私が地味なドレスにすると言ったらソクジンくんが
「絶対ピンクじゃなきゃダメだ!って。ソクジンくん煩いんだもん(笑)」
「でも正解だったでしょ!?」
「ピンクはソクジンくんが好きなだけじゃない(笑)」
「違うよ!Aは絶対桃色のドレスが似合うと思ったからそう言ったの!(笑)」
ヤーヤー言い合っていたら、周りがポカンと口を開けて見ていて
2人で目を合わせて笑い合う
懐かしかった。数年前のことなのに、色褪せてない。
それが何よりも嬉しかった。
934人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mila.(プロフ) - xts9cp5sUjUGJbjさん» 感想ありがとうございます。私も実はこの作品が気に入ってるんです笑 この作品を愛読してくださり、ありがとうございました! (2021年10月5日 17時) (レス) id: 1554483eb9 (このIDを非表示/違反報告)
xts9cp5sUjUGJbj(プロフ) - とても…とても綺麗なお話でした。作者様の言葉選びなどがとても魅力的で、物語に吸い込まれるようでした。とても素敵な作品に出会えて幸せです。これからも応援してます、 (2021年10月1日 2時) (レス) @page50 id: a176559be4 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - ももさん» ももさん、嬉しいコメントありがとうございます。「素敵な時間」を提供できたとしたら本当によかったです。これからも一緒にバンタンを応援できたら嬉しいです (2021年9月5日 14時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 美しい文章、と素敵な時間をありがとうございます。 (2021年8月30日 12時) (レス) id: 7a7f3f1d7f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - まる汰さん» まる汰さんコメントありがとうございます。書いてから随分経ってもなおこうして読んでもらえて嬉しいです。ジンくんの宝石箱、、美しい表現をありがとうございます。なんだか染み入ります(笑) (2021年6月28日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mila. | 作成日時:2019年11月29日 12時