ep.94 ページ45
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V side
「…オッパ、テヒョンオッパ、」
「ん…」
「起きないと、遅れちゃいます」
「…ぽっぽして。」
寝ぼけた頭で細っこい腕を掴んだら、「…う、…そ、れは…ちょっと、//」って目を逸らす
とそこへ携帯が鳴って、「…ヨボセヨ？」と耳に当てると
“テヒョナどこ？”
“…ジミナ…”
“今日事務所だからね”
“うん、…友達ん家からいく”
“…遅刻するなよ”
「…大丈夫ですか、？」
不安そうな顔をしたAちゃんの腕を引き寄せて
「わっ」
「いひ」
「い、ぅ、！」
鎖骨のとこに吸い付くと、かああっと顔を真っ赤にして「オッパ！」と涙目になった
「今日撮影ないんでしょ？」
「そういう問題じゃ、！」
「…練習室でジョングガに見つからないようにしてね」
あいつ、面倒いからねと言うと
「うう、襟の詰まったシャツ着るしかないじゃないですかぁ！」
今日、ヒョンにダンス見てもらう約束してたのに、って。
わざとなの、わかってるかな。知っててつけたんだよ
最近色々と無防備なんだよ、もう見てらんない！売れていろんなやつに狙われてるって自覚ないの！この子！
ジョングギ筆頭にね、僕の周りにも、「Rou可愛い」って言ってるやついっぱいいるんだよ？
昨日なんか、僕のこと「綺麗」って。あんな目で、あんな顔で、あんな風に、本気で好きな子に言われて＿＿＿
「…Aちゃん、」
「？」
「僕の名前、もう一回呼んで？」
「…テヒョン、オッパ、？」
「うん。も一回」
「テヒョンオッパ」
大好きな子から紡がれる、自分の本当の名前。
「……好き。」
「っ、」
好きだよ。Aちゃん
こんなに幸せな朝を迎えられるなんて、僕は幸せ者だね
僕は君に幸せをあげられてるかな。
二人で支度して、彼女のマネヒョンに事務所まで送ってもらい、車から降りて歩道に出た時だった
群衆の中から一人の女性が飛び出してきて
「！！」
僕は咄嗟にRouちゃんの前に出て庇い立つ
＿＿＿＿＿サセンっ？
キッとその人を睨みつけようとした、その刹那
女性が慌てた顔をして、Rouちゃんを見て涙ぐんだ
「？」
様子が…
「…っ、A」
＿＿＿＿＿＿え
「A、よね？」
その言葉に、後ろに立っていた彼女がハッと息を呑んだ
「…お、お母さん…？」
＿＿＿＿＿＿え、？
「A、」
「オンマ…」
「どうして、アイドル、に……っ？」
＿＿＿＿＿＿!!
その言葉に、ガラガラと、何かが崩れていくような気がした
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、！嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2019年11月22日 23時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです！誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話！！！ (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります！これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください！ (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね！ (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年11月1日 8時
