ep.63 ページ14
.
V side
「あ、Rouじゃない?!」
ジミナが練習室にいるRouちゃんを見つけてジョングギも続いて入っていった
「ヤーー!お前たちはまた寄り道して…!」
とジンヒョン
扉が開いた音にびっくりして、Rouちゃんがパッと振り返った
「ッ…皆さん!」
汗が顎から、一滴、ぽたん、と落ちた。それすらも繊細な美しさを放っている
グガがおいてあったタオルを持って頭ごと包み込むと「Rou〜!この前は寝落ちしやがって〜〜!」と戯れた
「あはは、ヒョン!くすぐったい、!」
「お仕置き(笑)」
「ヒィイ、ジミンさん、助けてください〜〜」
グガに後ろから抱きつかれてる
「うわあ、Rouびっちゃびちゃ、着替えなよ、これ」
「…あー、そうですね、すみません、」
ジョングクさんに汗移っちゃう、とヨタヨタ歩き出して鞄を漁ってる
「俺の貸してあげようか?」
「大丈夫です、持ってきてるので…っ…ん、あった!」
無地の黒いTシャツを掲げて笑ってた
「じゃあお手洗い行ってきます」
するとジョングギが首を傾げた
「そんなわざわざトイレ行く必要ないでしょ(笑)別にここで着替えなよ」
「あ、…」
とRouちゃんは視線を彷徨わせている
ひいい、思いがけずここでこんな試練くる??ていうかグガもちょっとは察してよね!
とにかくここで着替えたら女の子ってバレる!!いや、本人は隠してるつもりないみたいだけど、僕がよくないし、何よりジョングガは完全に「男」だと思ってるわけだから、もしこれが「女」だったなんてバレたら…
_____Rouちゃん、…っ
なんも打開策は見つかってないけど咄嗟に
「あーっ!!!!!」
「「!!?!?!?」」
「なんだよテヒョナ、突然大声上げないでよ!(笑)」
びっくりしたじゃんか、ってジミナが笑う
万歳した腕を上げたままRouちゃんとバッチリ目があって、「あ、」と声が漏れた
「う、え、えと、あそこに、妖精!いた!」
「へ?妖精?」「どこ?」
「あっち!あっちの隅っこ!」
と指を差すと全員がそっちの方を向いたその隙に____
「わっ…?!」
彼女の手を引いて外へ飛び出し、トイレまでやってくると「僕ここで番犬になっておくから安心して着替えていいよ」とドアにもたれかかる
僕はジョングギと仲良くしてるRouちゃん見てるの好き。
だからバレて、もしマンネに避けられたりなんてしたらそんなの嫌だ
でも「Vさん妖精さん私も見たかった」と言う鈍感さは流石に頭抱えた
2575人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時