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「皆さんくれぐれもハメを外さない様に夏休みを楽しんで下さい。」
そんなハゲ校長の言葉で終わった終業式。
ゾロゾロと夏休みだと周りが浮かれて帰る中
真っ直ぐに2年1組に向かった。
ジョングクじゃあね、とか何人かに声を掛けられるが、手を挙げて返事をするだけで話をする暇無く急いで向かう。
今日を逃したらもう、Aヌナに気持ちを伝える事は、きっと出来ない。
そう思いながら階段を上がりもうすぐ2年1組に着きそうになった時だった
「君、もしかしてチョン・ジョングク?」
そう呼び止められ振り向くと髪をサラサラとさせた2年生の女が立っていた。
見た事無い人。なんで俺の名前知ってるんだ?
JK「…そうですけど、何ですか?いま急いで
「Aに会いに来たの?」
そう食い気味に言われて、はっとした。
この人ヌナが言ってた
JK「、ミンジさん?」
そう俺が名前を呟くと彼女は、キッと俺を睨み付けた。
MJ「今更、Aに何の用?」
JK「、、」
そう冷たく言われ、なんて言えばいいのか分からなくなる。
MJ「私、あんたならAを助けてくれると思ってた。大切にしてくれると思ってた。なのにっ、なんでっ」
そう言って言葉を詰まらせた彼女に
また自分のした事の醜さを感じさせられギュッと胸が苦しくなる。
MJ「帰って。Aは、今一生懸命忘れようとしてる、もうこれ以上
JK「Aヌナを傷付けて、、ごめんなさい。でもどうしようも無く…好きなんです、自分のした事は、許せない…、でも、でもAヌナを大切にしたい、Aヌナの隣にいたい」
だから会いに来たんです。
そう言った俺に彼女は目を大きくし数秒間、俺を見つめると、ふぅと小さく息を吐き
MJ「…今日、キムテヒョンと帰るって言ってた。、、Aを大切にしてあげて。」
そう言って俺の横を通り過ぎ階段を降りて行った。
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すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年2月14日 19時