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JK「Aヌナ、一箇所だけ間違ってました。でもそれ以外は全部当たってます。」
「本当?よ、よかった、、何とか補習は避けられるかな?」
JK「大丈夫じゃないですか?まぁ気は抜けないですけどね。」
そう言って意地悪に笑ってみる。
本当最初はこの人補習だな絶対、
なんて思う位酷かったのに成長したねAヌナ。
「…ジョングクくんも、ゲームばかりしてないで英語の勉強しなきゃだめだよ?」
JK「…英語、、」
はぁー…とため息をが出た。
徹夜でやればいけるだろう、
何て考えて居ると彼女は笑いだした。
JK「Aヌナ、最近本当よく笑いますね。」
本当によく笑う。
笑ってた方が可愛いよAヌナ。
「そうかな?」
JK「はい。明日彼氏と会うんですよね?何かあったらいつでも言ってください。駆け付けますから。」
駆けつける、なんて本当は出来ない。
でも今の俺には、Aヌナに対してその位の気持ちは、十分にあるのは確かだ。
「ジョングクくん…ありがとう。私ね、ジョングクくんのお陰でね、元気にやっていけてる。…テヒョナとルナちゃんを見かけても、、前より辛くないのは、ジョングクくんが笑わしてくれるからだよ。」
そんな言葉を優しく微笑みながら言った彼女にびっくりする。
そう彼女が思ってくれていたなんて、嬉しくて嬉しくて堪らない。
ただそれと同時に罪悪感が自分を包んで行くのもよく分かった。
JK「最初めっちゃ警戒されてましたけどね。笑」
「…警戒は、今もしてるよ。」
JK「くくっ。流石ですヌナ。」
そう言って軽く笑いが出た時
お昼休みの終わりを告げる鐘が鳴った。
「あ、、じゃあ、ジョングクくんありがとう、テストの結果見せにまたここに来るね。」
JK「はい。待ってます。」
手を振り扉に向かう彼女の後ろ姿。
ごめんね、Aヌナ。
俺、ヌナに嘘を沢山付いてるんだ。
ごめんね
JK「Aヌナ」
気付いたらそう彼女を呼んでいた。
振り向いた彼女は
「ジョングクくん?」
そう少し首を傾げて呟いた。
JK「何かあったら、絶対連絡下さい。…明日頑張って。」
そんな俺の言葉を聞いて優しく微笑んだ彼女にキューっと胸が苦しくなった。
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すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年2月14日 19時