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屋上に着きフェンス近くの地べたに座り
うつらうつらとしていると
ガチャっと、ドアが開く音がし
振り向くと俺を見て固まるイ・Aの姿
JK「あ、Aヌナ〜」
瞬時に朝から練習した笑顔を作りそう人懐っこく呼ぶと彼女は、何だか気まずい顔をしていた
JK「俺に会いに来たんですか?」
そんな問いにそこまで振るか?と思う位
思い切り首を振る彼女
JK「ふふ、こっち来て下さいよ。」
笑顔でそう彼女に言うが、彼女はかなり警戒心丸出しの顔で俺を見ている
まぁ、そりゃ会っていきなりキスしようとした相手だしな…警戒するか
未だにドアの前から動かない彼女に早くと手招きをすると恐る恐る寄って来て座った彼女
そんな彼女に最初の仕掛けを投入する
JK「そんな遠くに座るんですか?」
「え、いやそんな遠く
JK「ここに座って下さい。」
そう言ってあぐらをかく自分の膝の上を
ポンポンと叩くと彼女は唖然とした
思った通りの反応
その辺の女なら俺に言われたら受け入れなくても悪い気はしないだろうがこの人は、そう簡単に行かない様だ
JK「くくっ、冗談です。そんな警戒しなくても。取って食うなんて事しませんからここ来てください。」
「なっっ」
JK「早くここ」
中々座らない彼女への苛立ちを隠しつつ今度は自分の隣の床をニッコリ笑顔でポンポン叩いて見ると渋々隣に座った
隣に座った彼女は、自分よりもかなり小さく華奢でそんな所が少しだけルナと被り
俺は直ぐに視線を前に戻した
未だに俺を警戒心丸出しで見つめる彼女
JK「1時間目からサボりですか?ヌナ」
「…ちょっと色々あって…」
キムテヒョンか、
何て心の中で呟くとぶわっと全身に黒い何かが広がった
JK「ふーん。」
前から視線を外し彼女をジーっと見つめると彼女は、少しだけ不安そうな怯えた様な顔をしていた
そんな彼女に胸の辺りからぐっと怒りが込み上げてくる
キムテヒョンも貴方も俺は、憎くて仕方ない。
心の中でそう静かに呟き
JK「もしかして、彼氏とかですか?」
何て、もう答えを分かり切ってる質問をわざと彼女に問いかけた。
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すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年2月14日 19時