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29本目 ページ29

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YG「あのさ、しっかり掴まれって」








そう言ったユンギさんの背中から
ふわりと
ボディーソープの香りがした









「、は、い。」






ゆっくり緊張しながら
ユンギさんの背中のシャツを掴むと
走り出した自転車

































浜辺に来る時は
テヒョナと歩いて来たけど

テヒョナがジミナの家に
泊まるって言い出して





ユンギさんが自転車で店まで
送ってくれる事になった









ゆったり進む自転車とは
正反対に
私の心臓は、バクバクと
凄い速さで脈を打っていて









なんだか
ユンギさんの背中のシャツを掴む
自分の手から
鼓動が伝わりそうで
ゆっくりと手を離した

































YG「何で離すわけ?」





そう呟いたユンギさんの言葉に
体がビクッと反応する私









「あ、、えっと」









何て返そうと言葉に詰まっていると

ユンギさんの右手が伸びて来て
私の手首を掴み
ユンギさんの腰に回された私の右腕








「ユンギさん!?」








余りに自然過ぎる動きに
びっくりしてそう叫んだ私に















YG「落ちたくなかったら左腕も回せ」









そう前を向いたまま
自転車を走らせるユンギさんに
私は、顔を赤くしながらも
言う事を聞いた









過ぎて行く周りの風景なんて
目が行かなくて
ただただ、目の前のユンギさんの
背中を見つめる
















Tシャツの上からも分かる位
引き締まってるお腹
私より大きな背中
ふわふわと私の鼻をくすぐる
ボディーソープの香り













そして、なにより
温かいユンギさんの体温に
私の心臓は、落ち着く事も無く
ただただ早く動くだけ









YG「Aチャリ漕いでねーのに、心拍数はえーな」




そんな事をユンギさんが
言うものだから
うっ、となる私









「そ、そんな事無いですよ。ユンギさん運転上手ですね!よく、こーやって後ろに乗せてるんですか?女の子。」





焦り過ぎて意味不明な言葉を
言ってしまった私

でも、少し気になるかもしれない
ユンギさんが良くこーゆー事をするのか






何て事を考えていると























YG「しねーよ、好きでもない奴にするわけ無い」









そう前を向いたままユンギさんが
小さく呟いたと同時に









私達を乗せた自転車は
店の前に着いた。
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チェヨン - 割りと気になる、あの味(∞∵∞)/ (2020年11月11日 2時) (レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 明さん» コメントありがとうございます!青春を感じて頂けてたらと思い描いていたので嬉しい限りです(;_;)!是非読み返して下さい!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます!素晴らしい作品だなんて…そう言って頂けて有難いばかりです(;_;)また読み返したいだなんてありがとうございます(*´-`)亀更新がちですが頑張ります!最後まで読んで頂きありがとうございました^ ^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!ドキドキして頂けて良かったです(*´-`)ホッコリ作品が作りたかったので、そう言って頂けてとても嬉しいです^ ^!最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コットンさん» コメントありがとうございます!そう言って頂き嬉しい限りです(;_;)最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月17日 2時

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