日輪笑顔

3本目 ページ3

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ジミナの言う「5歳児君」とは
私の弟の事だ。
ジミナと同い年なんだけど
ヤツはかなりぶっ飛んでる。



















「俺友達とプール行ってから行くーって、4日後に来るとか行ってたよ。」







自由人め。










JM「ふふふ、あいつらしーね！早く会いたいな、楽しみ！」











そう呟いたジミナの背中から
彼のウキウキ感が伝わって
何だか可愛くて、
何でジミナが弟じゃないんだと
心から思った。







































それから目的の駄菓子屋に
着き、荷物を降ろした。



駄菓子屋とばぁちゃん家が
繋がっているから、
今日から約1ヶ月ちょっと
ここに住み込み店番をする事になる。






















ばぁちゃんが倒れた時、ジミナが
側に居て病院に連絡してくれたらしく








その後ジミナは、ばぁちゃんから
メモを受け取ったみたいで
そのメモを観ながら
店のシャッター開けや、電気入れ、
挙げ句の果てには、私の荷物整理まで
手伝ってくれて


















JM「後で、野菜持って来るね〜」








なんて言ってばぁちゃんから
受け取ったメモを私に渡し
軽く説明をして
原付で帰っていった。

































「あれは、モテるな」



私は、ジミナの背中を見送りながら
そんな事を呟いた。






































ジミナが帰った後、
じいちゃんの仏壇に手を合わせ
部屋から店に出ると
店の中のあまりの暑さに
急いで扇風機を全開にした。






















「蒸しあがる蒸しあがるっ」



















それでも暑くて
近くにあった商品の団扇を手に取り
仰ぎながらレジ裏の椅子に腰掛ける。


















椅子から店内の外が見渡せ、
観てみると、誰一人通ってない
太陽の光がジリジリ焼き付ける道。




ありえない位の蝉の鳴き声。









「…お客さんくるのかな？」
















何て心の疑問を呟いた時、
ふと、店と家を繋ぐ部屋の前にある
少し大きな冷凍庫に目が留まった。



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