日輪笑顔

2本目 ページ2

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港に着き重い荷物を持ちながら
フェリーを降りると
懐かしい港の風景に少し胸が高鳴った。




















太陽が眩しくて手で顔に影を作りながら
ゆっくりと歩いていると

























「Aヌナ〜〜！！！」















私を呼ぶ懐かしい声が聞こえて
横の小さな道路側を向くと

















「あ！ジミナー！」



















ニコニコと可愛らしい笑顔で
私の位置から少し遠い所で
こっちに大きく手を振る幼馴染がいた。
























































JM「Aヌナ久しぶり！元気だった？」




ジミナは、私の1つ歳下で
男なのにとても可愛い。
でも、2年前に私が島に遊びに来た時より
身長も大きくなって
なんかムチムチしてなくて…
かっこよくなっちゃってるな。
















でも可愛いらしい昔から変わらない
優しい笑顔で私に問うジミナに
自然と笑顔になる

















「2年前の夏振りだね！うん、元気元気！ジミナも元気だった？おじさんおばさんも元気？」













JM「うん、僕も含めてみんな元気だよ！それより暑いから早くバイク乗って！店まで送ってくから！」

















そう言って私の荷物を器用にバイクに
括り付け、私にヘルメットを被せたジミナ









「いつ免許取ったの？」











JM「ん？最近だよ、ホラ配達とか行くから必要でさ。あ、きゅうりあるよ！」









そう言って何処からかきゅうりを1本
取り出して私に差し出すジミナに吹き出す


















ジミナの家は大きな農家で
大人気な八百屋さんを営んでいる
いつも採れたての瑞々しい野菜達を
売っていて、島で配達したり
隣の県にも輸出してる





















そんな人気八百屋さんのきゅうりを
齧りながら、ジミナの腰に捕まり
バイクの振動に身体を揺らしながら
周りの過ぎていく景色を眺めた




















「この辺は全然かわらないねー、少しお家が増えた位だね。あ、きゅうりめっちゃ美味しいよ。」

















JM「そうなんだよ、畑、田んぼ、海、山、しかないからね〜。本当？！良かった〜」




























久しぶりの再会に話に花が咲く








きゅうりを食べ終わると
ばぁちゃんの店までの道のりが中盤になった





















JM「そーいえば5歳児君は？今回来ないの？」






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