Story60 ページ14
「死ね」
蔵馬の一言で呂屠の体内から無数の成長したシマネキ草が貫く。小石を投げつけることで体内にシマネキ草の種を植え込む。計算通りの戦略だ。
「皮肉だね。悪党の血の方が綺麗な花が咲く…」
容姿が群を抜いて整っているため、キザな台詞が様になるのだ。それが恐ろしく怖いと同時に隣にいる人物を横目で見てしまう。
「な、何すか。裕加さん？」
「別に何でもないよー」
(棒)が言葉尻に付きそうな見事な棒読み。桑原は特に気にしていなさそうであるし、飛影と蔵馬は何やら話している。
「中堅前へ！」
その直後観客席からの物凄い声援。何と出てきたのが是流だったのだ。
「……やつが大将じゃないのか？」
「じゃ、後の二人はもっと強いのかよ！？」
桑原が言ったことはないだろう。残りの二人からは是流程の妖力は感じられない。大将は是流で間違いないだろう。そしてこちらは恐らく。
「行くんでしょ、飛影？」
「あいつは昨日嘗めた真似をしてくれたからな」
「もし…いや、気を付けて」
「ああ、分かってる」
『もし』の一言で裕加が何を言わんとしたか理解した飛影の返事。まさか中堅で敵の大将が出るとは思っていなかった。裕加にとっては出番が減るため、嬉しい誤算ではあるものの。
(これは接戦になりそう)
気を付けてなど建前に過ぎなかったかもしれない。今の飛影は誰の言葉も聞き入れはしないだろう。
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アマミヤ(プロフ) - しらす(゜∀。)さん» 返信遅くなって申し訳ありません。コメントありがとうございます！更新頑張っていきますのでこれからもお楽しみ下さい！ (2020年5月22日 20時) (
レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(゜∀。) - 更新!!!!飛影を来れぇぇええええ←(？) (2020年5月14日 9時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年1月19日 16時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマミヤ | 作成日時：2020年1月19日 16時
