ep.27 KSヒョンwith… ページ28
＊
会場の外は
整理券を交換して
コンペに入る人で
ごった返してた
こ、こんなに来るの？？
どんだけ見るの？
正直ビックリした…
SE「ヒョン、アレですよ。
衣装は少し色つけて
綺麗めなライトに
映えるようにしてくださいよ？」
KS「日本で買った、
あの濃紺の
甚平じゃダメかな」
SE「…じっ？
知りませんよ〜
そんなの着て
ステージに一緒に立つ
お相手のAさん？
見たらびっくりですよwwったく。」
片手に甚兵衛、
もう片方に
この夏よく着たアロハ…
セフナに差し出して見たら
SE「どっちも、紺系ですかw
なら、
kokobopオリジナルアロハで。
秋ですけどね…www」
マンネから
お小言を言われてると
凄い勢いで向かって来る
KS「視力悪くても
わかるんだよなぁ？
Aだよね？あれ…」
ピアスが落ちそうなの
心配してるのか
両耳指で
ちょっと押さえながら
走ってくる……
KS「フフ……♪来る。
マシンガントークで
ノーブレスだからな、あの子」
SE「…へぇ？」
とっとっと！と走ってきたら
『ぎ、ギョンス君！
おはよっ、あもう夕方かこんにちはっ遅くなってごめんねさぁ行こうっ！』
SE「…ひーっ！」
…………
見ればギョンス君の隣に
綺麗な男子1人。
長い指を口に当てて
キリッとした眉と目だけ
私に向けてる
『ドナタかしら？ん？どちら様』
SE「ひーっひックククっ」
ヒソヒソ…
SE「この人はなんですかヒョン。
言葉遣いはすんごく丁寧なのに」
KS「…フッ。」
SE「アクションが
ドタバタすぎる
チャニョリヒョンと
被りましたよ」
KS「でも…
この子にぞっこん
メロメロな奴が、
お前のすぐ近くにいるわ」
息がまだ整わないAちゃん
肩にかけたバッグから
可愛い髪型にベレー帽を
取り出した後
右に左に被せて
フーフーって
大きく深呼吸してるのが
すごく可愛い…
いつもなら
セフンはチラッと
ヨジャチェックしたら
すぐに「じゃーっ」
て言って
興味なさそーに
消えてっちゃうのに
KS「そんな…ジーっと見るな」
SE「……いやぁ、
そのなんていうか……
初めまして、異文化1年の
オセフンと言います」
ep.28→
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作者名：ちぇんのらん
| 作成日時：2017年10月1日 14時
