ウソをつくのも勇気がいるんだから(JD)… (ページ35)

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10 元カノは優しいページ35

＊

数分で戻ってきたベッキョンさんは

クフフって笑いながら
カラカラキャスターを引いてきた。

BH「待っててくれたんだ？」

そ、そうだよね。
帰ろって思ってたんだった！

『いえ、今帰ろうかと……』

BH「いいよ、普通で。さん付けやめて？

くすぐったいや、アハハ。」

『…あ、////ん。
わかり「わかった！でしょ？」

この人の空気……なんだろ

フワフワ乗せられて行く。

強引じゃないのに………
ドンドンベッキョンさん、いや、君の

ペースにハマりそうで

これは気をつけないとと思ったけど

この後
まんまとそのペースに巻き込まれた

エレベーターを待つ……

普通に隣にいるだけで

いい香りがするのってヤバイです。

思わず「ふぁ～なんかいいっ！」

って……言っちゃったら

BH「…何ぃ？俺がいいのか？笑」

『…へっ！そうじゃなくて』

BH「じゃなにさ～？変わってんなぁ

Aちゃんって。」

『ベッキョン君、いい匂いだ！』

BH「お、そぅ///？
俺パヒューム嫌いだからつけてないよ」

『ボディローションかな』

って思ったら

BH「うわっ、ア、タ、リ！』

以前…
ジョンイン君に買い物付き合った時

ここのブランドのとこ行って

つけてみたことあったから……

BH「彼氏がいなけりゃ、こんなの

わかんないよな？」

『彼氏なんかじゃ……ないよ。

それに私兄がいるし……ね。』

BH「あ、そうなんだぁー。で？」

キャスターに跨って

持ち手のところにちょんと顎を乗せて

見てくる……

『な、なに？笑』

BH「この匂い好きなんだ？フフ」

『…うーん。そだね。好きかも♪』

BH「ふーん。」

はぁ………全然意識してないから

簡単に好きって言ってくれちゃうんだ

Aちゃんこそいい匂いだよ？

これなんだろ～？
凄く知りたくなっちゃう。

香りも……

それから

今日初めてあったAちゃんの事も