【P】ミウのメール ページ31
仕事終わりのタクシーの中ででミウのメールに気がついた。
いつもはLINEで連絡をしてくるのに
珍しいなと思いながら
メールを開いた。
なんでメールをくれたのかがすぐにわかった。
ごめんね
トモ
もうトモには会わない。
それだけ書いてあった。
俺はなんとなくわかっていた。
ミウには俺以外の他にも誰かいるんじゃないかって事
でもミウは知らない・・と思う
俺が・・知っているけど知らないフリをしていることを・・・
俺とミウは
彼女彼氏の関係・・・ではなかったかもしれない。
付き合おう
という約束のもとに成立している関係でなかったことは確かだ
ミウは俺を束縛しなかった。
ミウも束縛されたくないと言っていた。
頻繁に抱き合うこともあれば
全然連絡を取り合わない事もあった。
だけどミウはいつも俺を受け入れてくれた・・・
だから
二人の間に決定的な言葉はいらないと思っていた。
だけど
敢えて「もう会わない」と言ってきたって事は・・・
ミウにとって
大切な恋が見つかったってことだよな・・・
なんだか
気が抜けたような感じがするけど・・・
でもこれでよかったのかな・・とも思う。
こう言われることを知っていたような気がするし
それを望んでいたようなそんな気もするから・・・
だけどやっぱり・・ちょっとだけ寂しかった。
ミウと楽しく過ごした時間が思い出されて・・・
iphoneのディスプレイの文字が滲んで見えた。
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作者名:Luna | 作成日時:2014年2月23日 11時