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【P】記憶とんでるの? ページ25

「トモくん・・・」

Aさんの声がする…。
トントン…と俺の肩をたたくのは…。


「俺・・寝てた・・・?」

夢見てたんだ・・
夢の中で俺は…Aさんを…

「ごめんね・・・」

「あ?いや・・そんなこと・・・」
しどろもどろだ・・・

「トモくんにいろいろ迷惑かけちゃって・・・」

「迷惑なんて・・・」
まだからだに反応が残っている…
ちょっと…ヤバい

「ありがとう・・」

「Aさん」

「ん?」

「覚えて・・・ないの?」

「ん・・記憶が飛んでる・・・」

「全然?」

「奏ちゃんの店で・・・トモくんが来たあたりまでは覚えてるんだけど・・歩いて帰ったとか覚えてなくて」

「そっか・・・俺が歩いて帰ろうなんていったから
Aさん・・風邪ひいちゃって・・・俺のせい・・」

「トモくんのせいじゃないの・・・ホントに・・・」
熱で潤んでるAさんの瞳が・・・これまたヤバい・・

「うん・・・」

「ねぇトモくん…今…何時?」

「今?…もうすぐ11時半かな…」

「ラジオ聞きたいの…」

「ラジオ?」

「だって今日は金曜日でしょ」

「もしかして・・俺の?」

Aさんはちょっと恥ずかしそうに笑った。

「この前トモくんを送ったあと車の中でトモくんのラジオ聞いたの」

なんか照れくさいな・・・

「あれから毎週聴いてるの」

「ありがとう・・」

それから
オレはAさんと一緒に自分のラジオを聴いた

「やべぇ。これ超恥ずかしい」

「そう?」

「そうだよ」

「私好きよトモくんの声・・・」

「・・・・」

「曲が長いけど・・・」

ハハハハ・・・
それ指摘されると笑うしかないよな。


それから俺とAさんは
ラジオが終わるまで
ラジオに耳を傾けた。

なんか変な感じだった。

だって自分のラジオだよ・・・。

ラジオも終わって12時を回った。


「じゃあ俺そろそろ・・」


「ありがとう・・・トモくん・・あ・・それから・・・まだちょっと朝ご飯作ってあげられそうもないわ・・ごめんなさい・・・」


「そんなこと気にしないでゆっくり休んで・・」
オレはAさんをそっとハグした

「トモくん・・・」

「いつもばあちゃんとAさんハグして挨拶してるじゃん。だからまねっこだよ」
オレは照れ隠しでそう言ってごまかした。

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作者名:Luna | 作成日時:2014年2月23日 11時

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