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【P】キスマーク ページ18

奏の店に着くと
リリーさんとルリ子さんとAさんもいて
なんだか凄く大盛り上がりだった。

「お帰り〜」
奏のいつもの挨拶のあと俺はビールを注文してみんなと
とりあえず乾杯をした。


「ちょっと〜聞いてよトモくん」

ルリ子さんが言うと

「ちょっとやめてやめて」

Aさんが焦ってルリ子さんを制した。

「Aったらね」

「ルリ子!!」

Aさんとルリ子さんはまるで女子高生がじゃれ合っているみたいだった。

その後もルリ子さんとAさんは奏ちゃんと三人でガールズトークで盛り上がっていた。


俺はリリーさんと二人で
そんな三人を傍目にしながら話をしていた。

話のほとんどはルリ子さんと行ったロンドンの事だった。

俺は聞いてみた
「さっきルリ子さんが俺に言おうとしたことってなんですか?」

「それ知りたいの?ともくん」

最近ではAさんやルリ子さんの影響で
リリーさんまでが俺のことをともくん呼びだ。

おれはリリーさんの目をみて頷いた。

「知らない方がいいかもよ」

そう言われると無性に知りたくなる。

「Aさんのうなじに・・・キスマークがついてたって話し」

「キスマークですか?それって虫に刺されて紅くなってるだけとかじゃないんですか?」

「彼女も最初そう言って否定したよ。虫さされじゃない?って」

ルリ子さんが最初に見つけたらしい。
「うなじなんて自分じゃ見えないからね・・・」
リリーさんが自分のうなじに手をやりながら言った。


「A、白状しなさいよ〜」
と、酔ったルリ子さんがAさんに詰め寄ったらしい。

「そうなんでしょ」
というルリ子さんの言葉にAさんが観念したように頷いた・・・とリリーさんが話してくれた。

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作者名:Luna | 作成日時:2014年2月23日 11時

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