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ろくろ首「そうそう、あんた素質あるねぇ!」


A「あ、ありがとうございます?」



ろくろ首「そう言えば、あんた主様に呼ばれてたよ」



A「主様?」


ろくろ首「正式名称は月影入道」



A「主は妖怪なの?」




ろくろ首「ええ、妖怪さ。夜更しする
女性の子供をこの遊郭という名の地獄に連れ込む妖怪。ここでは、夜更しすることは遊女に
なることを望むって意味なのさ」



A「そっか、」



遊郭に入って遊女に、なったと実感する

言葉に表せない哀しみが溢れて軽い放心状態になる



ろくろ首「あんたなら大丈夫さ
あんたから、ただならぬ雰囲気が出てる
何かの妖怪に、守られてるようだよ」



A「あっ、」



話しながら織っていた故か、糸が絡まる



ろくろ首「あら、ここは私が解いておくから
あんたは主様の所に行っておいで」



A「はい」



ろくろ首「主様の部屋は、この遊郭の
真ん中にある。廊下に、出たら一目で分かると思うよ」


A「ありがとうございます」



私は、小さく音を立てて襖を閉める



すると、案の定目の前の道だけ明るく装飾
されている


A「ここの、道でいいのかな?」



道のりに沿って進むとこえんらによく似た妖怪が
佇んでいた

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設定タグ:妖怪ウォッチ , 大ガマ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:初風彩 | 作成日時:2019年6月22日 19時

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