ノスタルジア 時計じかけの摩天楼【名探偵コナン】

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阿「警部さん！今まで新一やAくんが扱った事件の中で、1番注目を浴びた事件はなんじゃったかな」






わたしのも含めるんだ…





ま、大体2人で解決してるからその場にいるか(笑)






目「うーん、それはやはり、西多摩市長の岡本市長の事件でしょうなぁ…」






ああ、あれね…






西多摩市に住む、25歳のOLが西多摩市長の息子が運転する車跳ねられて、亡くなったあの事件…





最初は、助手席に市長を乗せたただの交通事故だとみんなは思っていたけど、わたしと新ちゃんがこの事故に疑問を抱いて、車をよく調べたんだ。



〜回想〜



息子さんは、タバコの火をつけた直後に女性を轢いてしまい、車に降りてタバコを捨てた。





火をつけたのは車のシガーライター。





事件当時のように運転席に座らせ、同じようにやってもらったところ、シガーライターの部分に左手を伸ばした。





『ストップ』






新「そう、ライターを運転席から付けるには左手を伸ばすしかありません！ですが、そのシガーライターから検出された指紋は、あなたの右手の指紋です。どういうことですか、浩平さん？(息子の名前)」




浩「あ、いや実は自分のライターで…」





『いいや。あなたは自分のライターを出掛けた先に置き忘れていました。このライターを使うのは不可能ですよ』



新「それにあなたのお父さんはタバコを吸いません。あなたは間違いなく、このシガーライターを助手席で使ったんですよ！…車を運転するお父さんの横でね」





目「他の指紋は全てすり替えられていました。座席の位置も、ミラーの向きも完璧…だがしかし、シガーライターだけは見落とされたようですなぁ…岡本市長」






岡「ぁぁ…息子は…浩平は、私の市長としての立場を慮って、身代わりを買って出たんです…本当は、私が運転してたんです…本当にすみませんでした！」





浩「親父…」







〜回想終了〜





目「この事件で岡本市長は失脚、開拓していた西多摩市の新しいまちづくりのニュータウン計画も、全て1からになってしまったんだ」






白「警部…まさか岡本市長の息子がその時のことを恨んで…」






わたしはあの時少し助言しただけで、ほぼ新ちゃんが喋っていた。




ありえない話ではないな…





それに彼は電子工学科の学生だったし…





目「他になにか、犯人について思い出したことはないかな？なんでもいいんだ！」





探偵団「うーん、、、」




あるといいけど…

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