【鬼滅の刃】大正☆ツンラブ★ストーリー 【嘴平伊之助】【時透無一郎】

弐拾肆ノ恋 【善逸の気遣い】 ページ25

羨ましいなぁ…




ドタドタ!!




『ん…？なに…』




ガシッ！




『はぇ!?』




急に腕を捕まれ引っ張られる




『何何何!?』




伊之助「訓練だろうが!!早く来い!!」




いや、貴方さっき拗ねて出ていったじゃん…




『自分でちゃんと行くから、手離して？』




まぁまぁ痛いんだよ？




伊之助「断る！お前すぐ逃げるだろ？」




『誰がいつ逃げたよ!?』




伊之助との訓練嬉しいのに逃げるわけないじゃん…！




伊之助「お前だよ！」




『違う人よ!!』




あぁ喉痛い…昆布茶飲みたい…




ーーーーー
気付いたら山の前に居て、炭治郎達が登ろうとしている所だった




伊之助「子分ら！餓鬼連れてきたぞ!!」




『…餓鬼？私が!?』




何で私が悪いみたいに…




炭治郎「伊之助、そんな風に言ったら駄目だ！そもそも、伊之助が勝手に拗ねたんだろ？」




炭治郎が私の気持ちを代弁してくれた




伊之助「…………」




まただんまり…




『はぁ…もういいよ、弱味噌…』




私はいつも伊之助に言われる言葉を吐き、山に向かって歩いた




後ろから美緒が「あぁ…姫花〜」と着いてくる




そのあとは伊之助と会話をする事が無いまま一日が終わった




ーーーーー
今日でお泊り訓練が始まって十二日目、後二日で終わり




それなのに…




『伊之助！つまみ食い駄目って言ってるでしょ!!何回言ったら分かるの!?この卑しん坊!!!』




伊之助「煩ぇ!!俺様は食べたい時に食べたい物を食べたいだけ食うんだ!!」




『そんなの自分勝手でしょ！善逸達の分が無くなっちゃう!!!』




"仲良くなる"の"な"の字もない




当初の目的は何処行ったんだろ？




もう少し伊之助と、楽しく仲良く訓練するはずが…




好かれるも無いもない喧嘩ばかりの毎日




それとは逆にどんどん良い雰囲気になる美緒達…




ちょっと分けて欲しいな…素直で可愛らしい所…




善逸「二人共っ！そんな夫婦喧嘩してないで、仲良くしよ？」




『善逸…』




私と伊之助の肩をポンッと叩き善逸が言う




『でも伊之助が…仲良くなろうとしてくれない…』




私は善逸に向かって静かに言った




すると善逸は少しニヤッとした笑みを浮かべ、私の頭に手を伸ばした




ナデナデ…




善逸「そうだよね、こんなに可愛い姫花ちゃんと仲良くなろうとしないなんて…可哀想に…」




善逸は優しく私の頭を撫でた




私が小さく頷くと…




頭から手の感触が無くなった

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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