【鬼滅の刃】大正☆ツンラブ★ストーリー 【嘴平伊之助】【時透無一郎】

拾伍ノ恋 【弱った私は…】 ページ16

『ほったらかし…？』




伊之助「お前と一緒に"行動"ってやつしなかっただろ…？」




あぁ…そっか…私があの時言ったから…




『もう気にしてないよ、嫌だったんだよね…なら仕方ないよ』




私は誰よりも伊之助が大切




伊之助の全てを肯定したい




伊之助「俺がいつ嫌って言った？」




『……』




伊之助「お前、本当に雨花か？」




雨花ではないけど、私は姫花だよ…？




伊之助「こんなに静かなお前、初めて見た」




『えっ…？』




静か…？




伊之助「お前ってさ、弱るとおとなしくなんのか？」




そうなの？自分じゃ分からない




『分かんない』




伊之助「でも俺様の感覚に狂いはねェ、お前は弱ると口が煩くならねェし、人の助けを受ける、俺様より弱くなるんだ」




伊之助が私の足元を見ながら言う




私は弱ると伊之助が言ったみたいになるの？




確かに泣いたり、口喧嘩しなかったり、自分じゃなくて伊之助の手当を受けた、伊之助に沢山助けられたし…




素直だった…？




伊之助「……！」




ん？どうし…




ガチャ！




善逸「た…ただいま〜!!づがれだ〜!!」




炭治郎「あっ！姫花と伊之助はもう戻ってたんだな！」




突然扉が開き、そのまま倒れるように善逸が入って来た




その後ろから、皆がぞろぞろと入ってくる




一番最後に美緒が入って来た




美緒「……？……！どうしたの姫花！」




すると私を見るやいなや、目をおっきく開き私に駆け寄ってきた




美緒「どうしたのこの足…捻っちゃってる…」




美緒が優しく私の足を触る




そうだ、美緒には特別な力があるんだった




怪我をしている部分が、異なった色で見えるというもの




怪我の酷さで色も変わるんだって




鬼殺隊に入りたての時、一緒に訓練をしてて怪我した私に一番に声をかけてくれた




それがきっかけで美緒と仲良くなった




だから美緒に怪我等を隠そうとしても無駄で、怒られる




『そう、捻っちゃったの…ごめんね、伝えずに山降りちゃって』




美緒「そんな事気にしなくて良いよ、黄色だけど包帯巻いておこうね」




そう言って美緒が立ち上がり、救急箱を探し始めた、カナヲと炭治郎も手伝ってくれてる




本当に優しい…申し訳ないな…




まだ黄色か、赤色じゃなくて良かった…




まぁ赤色だと骨折とかになっちゃうけど…




美緒「あったあった！」




美緒が微笑みながら救急箱を持ってきてくれた

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