【実.況.者】episode1【短.編.集】 (ページ4)

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【ゲーム依存症】やつれた顔の先輩:sn ページ4

ザメ先輩:助けてくれ

一通のLIMEの通知で目が覚めた

『助けてくれ？ヤバいのかな？間違えたのかな？？』

連絡先だけ交換していた
同じ会社の先輩から連絡が来た

『とりあえず行くか』

私は重い体を起こして会社へと向かった

『おはようございます』
テラ「おはようAさん」

彼は部長のテラ先輩

『(そういえばテラ先輩はザメ先輩と仲良かったんだっけ)』
テラ「ど、どうしたの？なんか俺の顔付いてる？」
『い、いえ！あの…今日ザメ先輩は？』
テラ「え？ザメ？あいつなら今日は有給だよ」
『大変聞きにくいんですが…』

私はLIME画面を見せた

テラ「あー間違えてそうだけど。心配してるのなら行ってみれば？ザメん家」
『え、ザメ先輩の家へ？』
テラ「そそ、ここだから」

テラ先輩に地図で家を教えてもらい
私はザメ先輩の家へ向かった

『あ、あの…ザメ先輩。Aですが…』
ザメ「ん？んあーありがとうA…」
『(！？？！？)』

いつもの優しく紳士な顔の先輩では無く
とてもやつれた中年男性がいた

『あの…ザメ先輩ですか…？』
ザメ「ん？そだけど？？」
『なんで私を呼んだんですか…？』
ザメ「え？Aは俺の彼女だから？？」

私がザメ先輩の彼女、、、？
そんなはずはない
告白なんかされたことないし
ましてや話したこともほとんど…

ザメ「どーしたのA？」
『い、いえ…』
ザメ「そートイレ行ってくるわー」

ﾋﾟﾛﾝｯ

『(ん？スマホか)』

画面を覗くと私にそっくりで名前も同じ
"彼女"がいた

＿＿彼はずっと"彼女"を愛でてたのか＿＿

［ゲーム依存症］
:現実とゲームの区別が出来なくなる