4.真っ白な美少年 ページ4
???「___初めまして可愛らしいお嬢さん。」
そう言って入ってきたのは、白い髪に白い衣装。宝石のようなラベンダー色の瞳をした男の子。あまりにも現実離れした彼の姿に、私は無意識に彼を見つめてしまった。
???「__ほう…。綺麗な洋服だな。少し拝見させてもらうぞ?」
すぐ後にお店に入ってきたのは、きらびやかなコートを身にまとった男性だった。
A「い、いらっしゃいませ!あの……?」
アリス「あぁ、すみません。あちらはマリアス・クラウド伯爵です。人形がお好きで、こちらのお店の噂を聞いて、本日は伺わせていただきました。」
A「伯爵様……?! そ、そうなんですね…!光栄です。」
アリス「申し遅れましたが、僕はアリスというものです。マリアス様にお仕えしております。よろしくお願い致しますね。」
アリスはそう言って私の手をとると、手の甲にキスを落とした。
A「__/////」
突然のアリスの行為に固まっていると、アリスが私に微笑んだ。
アリス「ふふっ。本当に可愛らしいお方ですね。お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
A「すみません…!私はA・ロゼリアといいます^ ^」
アリス「A……ロゼリア………?」
一瞬アリスの目が大きく見開かれた。
A「……?」
しかし、すぐに笑顔に戻って言った。
アリス「ぁ…、いえ…!!とても素敵なお名前ですね^ ^」
A「ありがとうございます…!」
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作者名:月乃 | 作成日時:2017年6月25日 17時