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「.......リーマス」
セブルスに言われたことがショックだったのか、それとも自分の行動を後悔しているのか、リーマスはその場から1歩も動こうとしなかった。Aはそんなリーマスに静かに近付くと、何も言わずに抱き締めた。
「僕......どう、すれば...良かったのかな、」
リーマスは震える声で言いながら、Aの肩口に顔を埋めた。
「セブルスはちょっと意地を張っているだけよ。」
柔らかい鳶色を撫でながらAは先程のセブルスを思い出していた。きっと彼は分かっていたはずなのだ、リーマスが自分を信用していなかった訳では無いこと、本当に嫌われたくないと思っていたこと、全部分かっている、否、分かったはずなのだ。あんなに必死なリーマスを見て、疑う方がおかしいだろう。けれどセブルスのあの性格だ。この場に及んで素直にリーマスの意見を聞くとは思えなかった。
「やっぱり、あの時言うべきだったんだ。僕は''病気''だって。だから毎月満月になると学校を休むんだよって。たったそれだけのことなのに......！」
「リーマス、貴方は何も間違ってないわ。嫌われたらって考えるのは皆同じよ。貴方じゃなくてもね。.......ええ、私も同じ立場だったら貴方と同じ行動をとると思うわ。」
リーマスは顔を上げ、それからAの顔を見た。
「.......君が？」
「ええ、そうよ。私は弱いから。皆に嫌われたらどうしようって、常に人の顔色ばかり伺ってる。」
そう言いながら頭に思い描いていたのは彼方の世界の自分、八方美人で肝心な時にはどのグループにも入れなくて。人に嫌われたくない一心で皆に良い顔をしながら日々を過ごしていた大学生になるまでの自分だった。
「そんなことないよリーラ。君が嫌われるなんて絶対に有り得ない。」
「絶対なんてどこにもないのよ。」
「.......リーラ？」
Aの声色が変わったのに気付いたリーマスはそっと身体を離した。
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夢しずく - usagiさん» お返事ありがとうございます！いえいえ、この作品に最後まで付き合わない人が居ますか？いいえ居ません← もちろん読みにきますよ！それに4時間以上の価値があったのでお気になさらず。これからも頑張ってくださいね (2020年4月9日 16時) (
レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 夢しずくさん» 夢しずく様、はじめまして。そう言っていただけて凄く嬉しいです！それに、貴重な4時間をこの作品のために.......！本当にありがとうございます！是非、最後まで御付き合いよろしくお願い致します＊ (2020年4月9日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
夢しずく - はじめまして、こんにちは。とっても面白いお話です……！リーマスが可愛すぎてヤバいです！あなたの文才を分けてください……。 あ、面白かったので4時間くらいかけて最初から最後まで読みましたww 更新頑張ってください！！ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - いっちゃんさん» そんな！嬉しいです、ありがとうございます。是非、ボードの方で語りましょう。 (2020年4月8日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - usagiさん» 私もusagi様の物語がどれも文才で魅力がありすぎて素晴らしい作品だと思います。これからもusagi様とハリポタについて語りたいです。笑 (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5135df06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年3月26日 10時
