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「セブルス、僕、」
「僕はお前のことを友達だと思ってた。寮なんて関係無しになんでも話せる唯一の人だって。でもお前は違った。奴らには自分の事を包み隠さず話しているのに、僕には何も言わなかった。ああ、そうさ、お前が''人狼''だって話をね。」
セブルスの口調は冷たかった。その漆黒に映っているのは裏切られた悲しみと怒り。ただそれだけだった。けれどAはセブルスがここまでリーマスに対して怒りを露わにする理由を良く理解していた。
「違うんだセブルス、僕は君に嫌われるんじゃないかって.......！」
「本当は僕のことを信用してなかったんだろ。」
今のセブルスの周りには心を許せる人が誰もいないのだ。リリーは去り、そしてリーマスですら自分に嘘をついた。それが彼の心に深い傷を残したのだ。リリーを失ったセブルスにとってリーマスの存在は本当に大きかった。だからこそ裏切られた気持ちで一杯なのだ。悪戯仕掛け人全員が当たり前のように知っていることを自分は知らない。自分は恨めしいヤツらよりも下の存在で、リーマスにとっては何でも無かったんだと。セブルスはそう考えているのだ。
「君を信用していなかったわけじゃないんだ！」
「じゃあどうしてあの時何も言わなかったんだ？僕が皆にバラすとでも？」
「だから、君に嫌われたくなくて.......！」
リーマスはぎゅっと拳を握りしめた。セブルスの口調は相変わらず冷たく、二人の間に流れる沈黙が酷く冷たい事が二人の間に大きな溝ができ始めていることを物語っていた。Aはただそんな2人を見ていることしかできず、けれど2人の友情を信じてみたかった。こんな事で壊れるような容易いものでは無いと。
「もういい。お前は結局ヤツらと同じなんだな。僕に干渉して欲しくないんだろ？お望み通り、ただの根暗な嫌われ者のスリザリン生になってやるよ。」
「セブルス、」
呼び止めるリーマスの声も聞かずセブルスは階段を駆け下りて行ってしまった。リーマスは伸ばした手をだらんと脱力して、それからセブルスを追いかける事もなくただ彼が居た場所をじっと眺めていた。
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夢しずく - usagiさん» お返事ありがとうございます！いえいえ、この作品に最後まで付き合わない人が居ますか？いいえ居ません← もちろん読みにきますよ！それに4時間以上の価値があったのでお気になさらず。これからも頑張ってくださいね (2020年4月9日 16時) (
レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 夢しずくさん» 夢しずく様、はじめまして。そう言っていただけて凄く嬉しいです！それに、貴重な4時間をこの作品のために.......！本当にありがとうございます！是非、最後まで御付き合いよろしくお願い致します＊ (2020年4月9日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
夢しずく - はじめまして、こんにちは。とっても面白いお話です……！リーマスが可愛すぎてヤバいです！あなたの文才を分けてください……。 あ、面白かったので4時間くらいかけて最初から最後まで読みましたww 更新頑張ってください！！ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - いっちゃんさん» そんな！嬉しいです、ありがとうございます。是非、ボードの方で語りましょう。 (2020年4月8日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - usagiさん» 私もusagi様の物語がどれも文才で魅力がありすぎて素晴らしい作品だと思います。これからもusagi様とハリポタについて語りたいです。笑 (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5135df06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年3月26日 10時
