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「誰か、僕がスニベリーのパンツを脱がせるのを見たいやつはいるか？」
「ジェームズ！いい加減にして！」
「おいおいリーラ、つまんねえこと言うなよ。」
リリーがいなくなった以上、誰もジェームズを止める者はいなかった。芝生に転がっていた杖を拾い、そしてAはジェームズに向かって叫んだ。
「
何故よりによって口から出たのがこの呪文だったのかは分からない、青い閃光がジェームズの身体を貫いて1枚板のように固くなった。
「お前！！！さっさと解けよ！！！リーラ！！！」
ジェームズの杖が地面に転がりセブルスの身体は地面に叩きつけられる。そして痛そうに呻き声を上げた。この瞬間まで狼狽えていたリーマスも、とうとう呻くセブルスに駆け寄ってその身体を抱き起こしていた。
「ええもちろんよ、貴方達が馬鹿げたことをしないって約束してくれたらね！」
「ふざけんな！」
もう周りにいた学生達はどうしていいか分からなくなったのか、見て見ぬふりをし始めていた。Aはリーマスがセブルスを連れ出したのを確認してジェームズに反対呪文を唱える。
「リーラ、君は一体どういうつもりなんだ！」
「貴方が言っても聞かないからでしょ？！」
ジェームズはまだ何か言いたそうにしていたが、リリーのことで応えているのかもうそれ以上は何も言わなかった。シリウスはAを一瞥すると、そのまま何も言わずに背を向ける。Aは何も出来なかった悔しさと不甲斐なさでその場にただ立ち竦んでいた。
「.......リーラ？大丈夫？」
そんなAを誰かが心配そうに呼んだ。その声に思わず我慢していた涙が溢れ出す。
───ああ、ダメだ。
恐る恐る伸ばされた手が背中を優しく摩る。不慣れで不器用なその手が嬉しくて。
「えっ、と、リーラ、？」
「胸貸して。」
返事を待たずに胸に顔を埋めたAにリーマスはもう何も言わなかった。けれど相変わらず背中を摩る手は優しくて、それが余計に涙を生んだ。こうなる事を知っていたはずなのに、結局何も変わらなかった。セブルスとリリーが絶交したのは私のせい。全部私のせいなのだ。何も出来なかった。
「ねえリーラ。」
Aがひたすら自分を責めていると、背中を摩る手を止めたリーマスが言った。
「君は何も悪くないよ。」
その言葉に、また涙が1粒転がり落ちた。
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夢しずく - usagiさん» お返事ありがとうございます！いえいえ、この作品に最後まで付き合わない人が居ますか？いいえ居ません← もちろん読みにきますよ！それに4時間以上の価値があったのでお気になさらず。これからも頑張ってくださいね (2020年4月9日 16時) (
レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 夢しずくさん» 夢しずく様、はじめまして。そう言っていただけて凄く嬉しいです！それに、貴重な4時間をこの作品のために.......！本当にありがとうございます！是非、最後まで御付き合いよろしくお願い致します＊ (2020年4月9日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
夢しずく - はじめまして、こんにちは。とっても面白いお話です……！リーマスが可愛すぎてヤバいです！あなたの文才を分けてください……。 あ、面白かったので4時間くらいかけて最初から最後まで読みましたww 更新頑張ってください！！ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - いっちゃんさん» そんな！嬉しいです、ありがとうございます。是非、ボードの方で語りましょう。 (2020年4月8日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - usagiさん» 私もusagi様の物語がどれも文才で魅力がありすぎて素晴らしい作品だと思います。これからもusagi様とハリポタについて語りたいです。笑 (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5135df06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年3月26日 10時
