GUILTY 〜それでも愛してる〜＊岸優太＊

罪＊22 ページ22

私の目を見つめて真剣に謝ってくれて岸くんの真面目さが嬉しかった



なのに、、、



《ぐぅ〜》と聞こえるお腹の音(笑)



『お腹空いたよね〜(笑)まだルームサービスやってると思うから何か頼もう！』




「マジですみません…もう限界です…」




急に少年のような顔になってソファーへ座る岸くんの向かい側へ私も座り2人でメニューを見た




『せっかくだから奮発してシャンパンも頼んじゃおう！』





「いいねぇ〜！ホテルでシャンパンとかセレブみたいだ(笑)」





何だか2人で変なテンションになりアレこれ注文したものが届くとグラスにシャンパンを注ぎ乾杯をした



『じゃあ岸くん、お仕事お疲れ様♪』




「はい。ありがとうございます(笑)」




シャンパンの味なんてよくわかんないけど何だかすごく美味しく感じていつもより早く酔いが回ってきた気がする…




『あ〜旨い〜。』




「旨いって…(笑)なんかおっさんくさい(笑)」




『だってシャンパンなんて結婚式とか何かの式典とか堅苦しいとこでしか飲めないから味なんてわかんないしこんなにリラックスして飲めるなんて最高だもーん』



「はい。はい。喜んでもらえて良かったです。」




『ねぇねぇー、岸くんさ私がうーんと年上だからって気使ってるでしょ？』



「え…そんなつもり無いっすけど…」



『それ！その微妙な敬語！』




「いやぁ…だって、、何かねぇ…？」




ねぇって…ほんのり紅く色づいた頬でピザを咥えながら上目遣いで聞いてくる…





「その敬語の中にたまにちょっとタメ口挟むのとか狙ってるしか思えないんだよね。岸くん絶対年上に可愛がられてるでしょ？」





「うーん、、どうだろ？まぁ、そこそこ？(笑)」




はははって笑いながらシャンパンを飲む姿が妙に様になっている




『って言うか岸くんって普通にすごいイケメンだよね。しかも映像関係の仕事なんて絶対モテるでしょ？』




「普通にすごいイケメンってそれ褒めてんの？(笑)」



『褒めてる！！テレビ局とか行ったらタレントさんと見劣りしないんじゃないの〜？？』



「いやいや、俺の周りもっとイケメンいっぱいいるから(笑)」



『ふーん…』



テレビ関連のお仕事だからやっぱり見目麗しい人が多いのかなぁ…なんて勝手に思ってたら




「例えモテたとしても本当に好きな人に振り向いてもらえなきゃ意味無いし。」




なんて言いながらチラッと見るのズルいんですけど…

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