歪んだ相愛4(兄者)※ ページ44
「兄者?」
質問しといて無言になった俺に彼女は心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「あ、悪ぃ。喧嘩してねぇなら良いや」
そう言って俺は彼女の頬にそっと口付けた。そしてそのまま彼女を抱き寄せ、下着と肌の境目に指先を忍ばせて下着のラインをなぞる様に指を肌へと滑らせる。
「ま、それはそれ、これはこれで」
どちらにしてもあいつとした事には変わらない。上書きと言う意味も込めて今から俺の熱を嫌という程味合わせれば良いだけの話だ。俺の言葉に首を傾げる彼女に、俺はふと思い付いた1つの提案を持ち掛けた。
「なぁ、A。今度弟者も入れて3人で遊ばねぇか?」
「な、何急に・・・」
“弟者”と言う言葉に身構える彼女に俺はニヒルに笑いながら指先で下着をずらしていく。
「たまには良くね?気分を変えてさ」
「・・・兄者がそう、言うなら」
断ると怪しまれると思ったのか、彼女は渋々と言った感じで了承した。遊ぶ意味をはき違えている彼女に俺は楽しみだなと、彼女の首筋に口付けてから抱き寄せて彼女から見えない位置で笑った。
そう、俺の気まぐれで思いついた・・・これは遊びだ
彼女を心から愛している事には変わらないし
きっとあいつも欲望には勝てやしない
その前提がある上での“
それにより例えどちらかが壊れる事になっても
彼女が俺の傍に居さえすればそれで良い
【END】
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アルバ - コメント有難うございます!殆ど自己満足みたいな文章で申し訳ない感じですが、そう言って頂けると嬉しいです!また温かいお言葉有難うございます( ´ ▽ ` )毎日猛暑ですが、ななしのゴンベイさんもお体に気を付けて下さいませ。 (2018年7月18日 23時) (レス) id: 5ec2af47b2 (このIDを非表示/違反報告)
ななしのゴンベイ(プロフ) - 確りとした世界観と、読みごたえある文章に惚れ込みました。日々の癒しとして、これからも愛読させていただきます。日差しが厳しくなって参りましたが、お体には気をつけて執筆活動を楽しんでください。 (2018年7月18日 5時) (レス) id: 5d365d193a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルバ | 作成日時:2018年6月19日 12時