alan's time ページ10
Aサイド
明日から 亜嵐くんはワールドツアーへ 。
『 え〜っと 、何持ってけばいい？ 』
って一緒に荷物を整理しているところ 。
「 アメニティーセット 。」
『 入れた 。』
「 充電器 。」
『 うん 、ある 。』
「 着替え 。」
『 リハ着も入れたし ... 』
「 わたし 。」
『 入れていきたい 。』
なんて 馬鹿な会話をしている私たち 。
「 ねーえ 、いつまで？ 」
『 何回聞いても同じだって (笑)
ごめんな 、A 。来月まで我慢して？ 』
そう 。亜嵐くんは6月の終わりまで
日本に帰ってきません 。
耐えられる気がしない 、、。
「 わたしも行きたい 、会えないなんてやだ 、、」
『 ちょっとだけ 。連絡出来る時はするから 、な？ 』
本当は応援したい気持ちでいっぱいなのに
口から出るのは私のワガママ 。
『 離れてても 、ずっとAのこと思ってるから 。』
「 ん〜 、、」
思わず亜嵐くんに抱きつく 。
亜嵐くんがいない1ヶ月なんて 考えたくない 。
『 よしよし 。俺も頑張るから 、Aも頑張る 。
これ約束ね？ 大丈夫 。ちゃんと帰ってくるから 。』
「 ん 、頑張ってね 、、。」
その日の夜は ふたりで抱きしめて眠った 。
翌朝 、亜嵐くんはおっきなキャリーケースを持って
『 じゃあ 、行ってくるな 。』
「 ... ぐすっ 、」
『 行く前に泣かないでよ 、俺まで泣きそう(笑) 』
「 だっで 、っ 、」
『 ったく〜 、はいおいで 。』
と言われ 亜嵐くんの胸に飛び込む 。
「 怪我しないでね 、」
『 うん 。』
「 お腹出して寝て風邪ひかないでね 、」
『 はーい 』
「 殺されないでね 、」
『 は？(笑)わかった 。』
これ以上 、時間を取らせてはいけないと
亜嵐くんから離れて
「 気をつけてね 、いってらっしゃい 。」
『 だいすきだよ 。A 。』
と熱すぎるいってきますのチューをして 。
頑張ってね 。
・
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作者名：りぼん | 作成日時：2017年5月4日 20時
