alan's time ページ18
Aサイド
今日は月イチのあれが来てしまって 。
亜嵐にはバレないように朝を過ごして
会社に出勤して いつも通り働いて ... って
なんとかやり遂げたけど
家に帰った時には もうしんどくて 。
ただ ご飯は作らなきゃいけないから
薬を飲んでキッチンに立つ 。
すると
『 Aただいまー 。』
と亜嵐の声が 。
「 おかえり亜嵐 。」
『 あー疲れたー 、A抱きしめてー 。』
「 後にして 。ご飯食べるから 。」
って 、いつものことなのに すぐイライラしちゃう 。
ごめんね亜嵐 。
そんなこんなで夜ご飯を食べ終えて
リビングでのまったり時間 。
亜嵐はテレビ見てるんだけど 、
痛すぎて集中できないでいる 。
しばらく黙って耐えていると
横からスッと腕が伸びてきて
亜嵐に膝枕されるあたし 。
「 え？ 」
『 ったく 。しんどいなら言えよな 。』
気づいてたんだ 、、。
「 有難う 、っ 、」
『 あ〜泣くな泣くな 。』
思わず流したその涙を 優しく指で拭いてくれる亜嵐 。
「 いつから 、気づいてたの 、？ 」
『 んなの 、帰ってきてすぐ分かったわ 。』
エスパーみたい 。
『 今 、エスパーみたいって思ったでしょ？ (笑) 』
「 なんで分かったの 、、」
『 だーかーら 、Aのことはすぐ分かるの 。
顔に全部書いてあるよ？ 』
ほんと 、亜嵐といると痛みなんて忘れちゃう 。
『 はいこれ被っときな 。』
と言ってかけられた亜嵐のパーカー 。
「 有難う 。」
『「 ねえ 、」』
あ 、ハモッた(笑)
「 ふふっ 、、なに？ 」
『 Aからいいよ？ どうしたの？ 』
「 だいすき 。」
『 俺もAのこと 、愛してる 。』
「 亜嵐は何言おうとしてたの？ 」
『 この唇に先に言われたの 。』
そう言って 重なった唇 。
·
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作者名：りぼん | 作成日時：2017年5月4日 20時
