【◇】年下はお断りです

年下44 ページ45

亮介





「亮介ー！祭り一緒に行くか？」




食堂で水を飲んで時間を潰していると純に呼び止められた。





「あーごめん、約束してる奴いるから」

「えっ誰だよ！？」

「んー彼女？(笑)」




「はぁっ！？！？！？」





大音量の叫び声にクスクス笑って「冗談に決まってんじゃん」と言ったけど、聞く耳持たずの純は今来た哲に必死に説明してる。






……あ、そろそろ時間だ。


どうせ部員に広めても純だからまた言ってると思われて終了だし、もし信じたヤツが居ても俺をからかうようなバカはいないしまあいっか。




そんなことを考えながら食堂を後にした。



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「……あいつ何やってんの？」





待ち合わせ場所に来て人の多さに若干(かなり)イライラしながらスマホを開くも通知はゼロ。

5時なんかとっくに過ぎて5時半になろうとしている。




『どこいんのアホ』




それだけ打ってスマホを鞄にしまう。





……でもアイツってこんなに時間にルーズなタイプだったっけ？

私わりと時間より早く行っちゃうタイプとか言ってたような気がするけど…






「……まさかね」






変な予感がして、気づいたら屋台の方に走り出していた。






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