64話:白豹と狂犬2 ページ17
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雪は斑目の隣に立つとニヤリと笑いながら言う
『大丈夫、明日には動けるぐらいに手加減してやった
だって私らとぶつかり合う時に手応えねェ奴と
やり合ってもつまンねェダロ?』
斑目「オレらとやり合うだと?
宣戦布告か?」
雪の目付きと声が、ガラッと変わった
『オマエらにはウチのチームの一員をやられてンだ
よーく知ってる筈だぞ?
それに個人的にも用があった
オマエらのせいで私の友人を...2人も傷付けられた』
斑目「もしかして一虎とかいうガキの事か?
オレらはカンケーねぇよ
カス共が勝手にやったことだ」
『あ"?下の教育すンのも総長の役目ダロ
ナメてンのか
一虎だけじゃない、青宗もオマエらのせいで悪に染まって
ネンショー行きになった』
斑目「青宗...?あぁ、あの犬っころか
この前サツが絡んできて捕まっ___」
『____』
その瞬間、斑目の顔スレスレに閃光が走った
雪がお得意の蹴りを斑目の鼻先スレスレに繰り出した
その風を感じてから、自分が攻撃を仕掛けられたのだと
認識して、斑目は急いで後方に下がり距離を取った
斑目「何すんだテメェ!!」
『私が殺る気だったらアンタ今、立ってねェよ?』
斑目「はあ!?女に負けるワケねぇだろ!!」
『今の反応速度で大体わかった___
斑目獅音、アンタはウチの総長が直々に倒す』
斑目「あ"?」
ピキッと青筋を浮かべる斑目とは違い
雪は挑発するようにニヤリと笑う
『あれ?もしかして今ので怖気ついた?
9代目黒龍総長サマは中坊に恐れをなしたって
噂流しとくワ』
クルッと白い外套を翻して立ち去ろうとする
雪の肩を斑目が掴んだ
思ったよりも細い肩に少し瞠目しながらも
睨みながら言った
斑目「上等だ、白豹___その挑発に乗ってやるよ!!
決戦の日時は1週間後!
ウチのカス共が一虎とか言うガキをリンチした河川敷だ!!
テメェのアタマにそう伝えろ!」
『わかった、“総長”としてのアンタの言葉
しっかり聞き届けた
1週間後、楽しみにしてる
そン時は手加減ナシで、白豹として暴れてやるから
覚悟しとけ』
踵を返してこの場から離れるとバイクに乗って言う
『そうだ、斑目。イザナに伝言頼める?』
斑目「は?」
『“女の電話にぐらい出ろ、もしくは折り返ししろ
モテねェぞ”ってナ』
斑目「はぁ?!」
雪は斑目の返事を聞く前にバイクのエンジンをかけて
その場から離れていった
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来羅(プロフ) - らっこ星人さん» コメントありがとうございます!続編はある程度話書いてから公開する予定です!もう暫くお待ち下さい! (2023年2月12日 16時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - いつもこの作品を楽しみにしていて、楽しんで読ませてもらっています。これからも頑張ってください!ところで、続編がパスワード掛かっているのはある程度書いてから公開するということですか?そうでなければパスワードを教えてほしいです! (2023年2月12日 15時) (レス) @page49 id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - マイキー、エマ〜〜二人とも、喧嘩しないでぇ……二人ともが、夢主を思ってるのはわかるよ… (2023年2月10日 21時) (レス) @page47 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 早く最初の世界での話を書きたいです!夢主はまだ暫く眠り姫状態ですね!多分続編行ってから目覚めます! (2023年2月9日 20時) (レス) @page45 id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» 最初の世界観複雑ですね……夢主、早く眼を覚めて!!初代黒龍暴走してしまうよ。東卍も!! (2023年2月9日 17時) (レス) @page45 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2023年1月29日 12時