東卍の白豹Part2

62話:特攻服と写真 ページ15

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それから1週間と少し経った頃の事だった

雪と三ツ谷の連絡でメンバーが
いつもの喫茶店に集合した



そう、この短期間で7人分の特攻服を
雪と三ツ谷が作り上げたのだった




林田「おー！カッケェ！！」

場地「お？何何？」

林田「東卍の特服が出来てんだよ！！」

一虎「おっ、スゲェ！！」

林田「だろ！？」

場地「刺繍細けぇ！！」

一虎「スゲェな三ツ谷！雪！」




はしゃぐ3人に三ツ谷は呆れた顔で言う

ちなみに雪はテーブルに突っ伏していた
眠気はあるのに周りがうるさくて寝ようにも寝れなかった



三ツ谷「スゲェな、じゃねぇよ
全部オレと雪に押し付けやがって...」

『...隆、逆にコイツらが裁縫出来ると思う？
人数増やすよりも自分達でやった方が早いって
東卍のセンス担当は自分らだけだヨ
ま、お陰で寝不足だケド...ふぁ...』

三ツ谷「それはそうだけどさ...」


3人「「シレッとオレらがセンス無いって言ったな！？」」




『っるさ...もうわかったから寝かせて
こちとら睡眠時間4時間なンだよ』

三ツ谷「刺繍が1番時間かかったからな...」






そうして、やっと東卍創設メンバーが揃ったので
ドラケンが言う



龍宮寺「よーし、早速着替えて記念写真撮ろうぜ
なぁ、マイキー」

『私の睡眠時間...』

三ツ谷「写真撮ったら帰って休んでいいからな？」

『いいや、今日はやる事があるンだ』




マイキーとドラケン、そして他の3人が騒いでいるのを
聞き流しながら雪は言う





『9代目黒龍の本拠地、見付けたンだ
東卍の特攻隊長である私が直々に赴いて
宣戦布告すンだよ、決戦はもうすぐだ＿＿＿

既にマイキーの許可は得た
そして、初代黒龍総長にも...』


三ツ谷「！！まじかよ
つーか初代の総長と知り合いだったのか？」





『まぁね、あぁ...やっとアイツらの首に喰らいつける＿＿＿
血が踊るナ』



そう言う雪の瞳は、いつになくギラついていて
現役時代の“白豹”ソックリだった











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余談


特攻服を着て記念写真を撮った時
場所はマイキーが指定した

それは初代黒龍の創設メンバーが写真を撮った場所と同じで
マイキーも兄をリスペクトしてるのだと雪は微笑んだ



ちなみに雪の立ち位置は
三ツ谷の左隣、パーちんの後ろだった

初代黒龍が創設記念に撮った写真に写っていた
兄と全く同じ格好をして雪はカメラのレンズを見つめた

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