東卍の白豹Part2

50話:苦手な理由 ページ2

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林田「行こーぜドラケン！」

龍宮寺「おう」

三ツ谷「お前がマイキーをどう見てんのか知んねぇけどよ
オレらはマイキーに憧れて一緒に居るんだ
場地の親友だからってよー
喧嘩売ってんならいつでも買うよ」



そう言って3人はマイキーを追うように出て行ってしまった

残ったのは雪、場地、一虎の3人
嫌悪そうな空気になったのにも関わらず
雪は呑気にドリアを食べてた



場地「...なぁ、雪」

『なぁに？』

場地「お前は、アイツらと行かなくていいのか？」



『私はどっちかの味方につくとか
面倒くさいコトしたくねェの
それにまだ食い終わってないし
アロスティチーニもまだ残ってる』

場地「呑気だな...」



要は食い物優先と言う事だった
雪はアロスティチーニにスパイスをつけて
それはもう満足そうな顔をして食べていた

そして、雪は串を咥えながら言った




『つーかアイツらシレーっと会計押し付けていったろ
後で金貰わねェと』

場地「うわ、マジかよ！！やられた！！」

一虎「...」





そうして、食べ終わって店から出ると＿＿＿




場地「なぁ？一虎、マイキーの何が
そんなに気に入らねぇんだ？」

一虎「...気に入らねぇってゆーか
オレはただ自己中な奴が嫌いなんだよ」

場地「...ふーん」


『確かに自己中の象徴みたいなトコあるね
関わってたら何かしら振り回されるし
将来ゼッテェ彼女出来ないタイプ』

場地「ひでぇ事平気で言うな...
彼女できねぇのは真一郎君譲りか」

『多分そう、何だがんだマイキーは真一郎君の背中見て
育ったからね
つーか佐野家大丈夫？この代で途絶えない？』



場地「なんかゴメン、真一郎君にまで被害が...
つーか、佐野家途絶えるとか言ってるけど
雪が真一郎君に嫁げば解決するんじゃね？」






場地の何気ない一言に雪の動きが止まる
そして見る見る間にわかりやすく顔が赤くなった


『...は？！』

場地「だって初こ＿＿＿」

『〜〜〜〜っ！！何で知ってンだこの野郎！！』



全て言い切る前に雪が場地に蹴りを入れた

軽く数m飛んだのを見て一虎は目を見開いた




一虎「え、嘘でしょ？バケモンかよ...
つーか場地は何言おうとしたワケ？」

『一虎、これ以上詮索したら殺す
圭介に聞こうとしたら殺す。わかった？わかったネ？』

一虎「なんでそんな必死になってんの...
逆に気になるんだけど」




場地「おい！！手加減しろよ！！
オレはマイキーじゃねぇんだぞ！？」

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