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先生と、大野、どっちが早いかな。
そんなことを、ふと思ったら、
バタバタという足音と、ドアが開く音、
「目ぇ覚めた？」
先生の、安心したような声。
『せんせ、』
「よかった、すげー心配した」
手が伸びてきて、
先生に抱きしめられて、
あぁ、これだ、と思った。
先生の香り、体温、感覚、
夢の中、落ちそうになって最後に抱きしめられたのは、
先生の、腕の中。
こんな風に、大切に抱きしめられるのは初めて。
お兄ちゃんに抱きしめられたことはあるし、大野にも抱っこをせがんだことがあったけれど、
全然違うの。
何が違うのかは、分からないけれど。
『せんせ、』
くぐもった自分の声、
なんだか悪いことをしているみたいだからか、ドキドキする。緊張してるのかな。
だけど、心地よくて。
緊張してるのに、心地よくて、
ずっと、このままで、とすら思う。
先生の、背中にそっと腕を回した。
先生の腕が、強くなる。
なんだか、すっごく幸せ、
心の隙間を埋められるのは、愛だけだと思っていたのに。
先生が特別なのかな、
先生といるときは、さみしいと思わないの。
先生に抱かれたままだったけれど、
背中に腕を回した、
先生が、もっと強く抱きしめる。
少しだけ、体が離れて、
見つめ合う。
先生の瞳が、キラキラしてる。
「...」
ほほを、先生の手で包まれた。
目を、閉じた。
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あきんこ(プロフ) - ゆかりさん» 先生照れちゃいますよ(笑)いつも見ていただいて嬉しい限りです。 (2018年9月12日 17時) (
レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 櫻井先生大好きです (2018年9月12日 10時) (レス) id: 8447f08366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年9月5日 19時
