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9話 ページ10

安室「いらっしゃい、コナン君。」




コナン、というのか。




親が相当なシャーロキアンなのだろうか。




一瞬目を向け、すぐに視線を戻す。




私服などが特になくいつもスーツな為、周りから少し浮いている気がする。




ん、待てよ。




コナンって、江戸川コナンの事か?




組織がAPTX-4869を飲ませたことにより、工藤新一が幼児化したという。




ベルモットがそんなことを話していたことがある。




もう一度見ると、目が合った。




すぐに逸らすのも怪しまれると思い、優しく微笑んだ。




すると、何を思ったのか隣に座ってきた。




コナン「お隣座ってもいい?」




もう座ってから聞くコナンくん。




「ああ、いいよ。」




コナン「僕江戸川コナン。よろしくね!」




「あぁ、僕は藍沢A。よろしく。」




安室「お待たせしました。」




丁度よく料理が運ばれてきた。




「いただきます。」




ハムサンドを一口かじる。




「美味しい。」




安室「それは良かった。」




そう言って柔らかく笑う降谷くん。




安室透にバーボン。




彼は3つの顔を持っている。




俺も同じだ。だから




彼の大変さが痛いほど分かった。




コナン「ねぇねぇ、Aお兄さん」




「コナンくん、僕はお兄さんと言われる歳じゃないよ。」




コナン「え、でもお兄さんまだ20代でしょ?」




「いや、もう30だよ。」




コナン「え!?なんか若く見えるね!」




「そうかい?よく言われるよ。」




「安室さん、お会計お願いします。」




安室「はい。」




コナン「あ!ねぇ、僕と連絡先交換しよ?」




「あぁ、いいよ。」




コナンくんに言われ、普段用のスマホを取り出す。




コナン「ありがとう!」




「こちらこそ。じゃあ、また。」




コナン「うん!」




安室「ありがとうございました!」









コナンside




月曜日のお昼、振替休日で学校が休みの日。




蘭は学校だから、お昼はポアロに向かった。




ん?誰だ?




ラフな服装のお客に紛れ、質の良いスーツに身を包んでいる男。




中に入ると、一度こちらを見て少ししてまた見た。




優しい微笑みを添えて。




っ!




この感じ...!




男のいる空間だけ、明らかに雰囲気が違った。




俺は男の隣に座る。




男はどうやら藍沢Aというらしい。




別れ際に連絡先を交換した。




これでまた連絡が取れる。




藍沢A、




一体何者だ?

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作者名:Autumn | 作成日時:2019年6月23日 16時

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