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3話 ページ3

「ダメだ、仮眠室行くよ。」




なかなか動こうとしない彼の腕を引き、連れて行く。




「いい子に寝るんだよ。」




と言っても、いい子になるはずが無いので、


俺は持ってきたパソコンを降谷のベッドの近くの机に置く。




「逃げないように見張ってないと。」




笑って言うと、諦めたようにベッドに入った。




カタカタと、心地よいキーボードの音だけが響く。




「ったく、寝つきが悪い子だな。」




寝たふりをしている彼の元に近づき、頭を撫でる。




降谷「子供扱いしないで下さい。」




目を開けて睨んでくる降谷。




「してるつもりは無いけどなぁ。」




降谷「なら、来栖さんが何の仕事してるのか教えて下さい。」




俺は、自分の仕事内容を彼に言っていない。




危険だからだ。




「いい子に寝たらな。」




俺を睨みながら、目を閉じた。




俺はまたパソコンの前に向かい、作業を再開した。




10分程経ち、本当に寝たようなので、仮眠室を出た。




風見「来栖さん、降谷さんは?」




「今寝たところ。君も寝なさい。」




「隈が凄いぞ。」




風見「...はい。ありがとうございます。」




誰も居なくなったこの部屋で、部下達の仕事に取り掛かる。




2年前まで同じ様な所にいた為、大体は分かった。




「ふぅ、」




2時間程経ち、大体終わった頃、部下達が帰って来た。




「来栖さん、もしかしてこれ全てやったんですか?」




「あぁ、久しぶりだったが覚えてるもんだよ。」




「「ありがとうございます!!」」




「いや、それより、降谷くんの事を頼む。」




「彼は自分の限界を知らない所があるからな。」




「よろしく頼むぞ。」




「「はい!」」




そして俺は、公安部を後にした。




次に来れるのはいつだろうか。




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作者名:Autumn | 作成日時:2019年6月23日 16時

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