18話 ページ20
NO,side
広い会議室の中に集まる大勢の警察官
その前には巨大なスクリーンが映し出されている
現場から毛利小五郎の指紋と、毛利のパソコンから会場の全体図が発見された事から、毛利小五郎が犯人である可能性が高い。
目暮警部や他の刑事は、悔しそうに唇を噛んだ。
ガチャ
そこへ、2人の男が入ってきた。
『所属と名前を言え!』
「公安の来栖です。」
「同じく公安の風見裕也です。」
先頭を歩いていた男がスクリーンの前に立ち、
「毛利小五郎を送検します。」
感情の無い声でそう言い放った。
一瞬にしてざわめく会議室。
「これだけの証拠があれば、送検するのは当然です。」
その言葉に、他の刑事らは何も言えなかった。
『待ってくれ!!』
『何か引っかかる、何かおかしい...!!』
目暮警部のその言葉に、すかさず来栖が反撃する。
来栖は目暮警部の目を見て、
「何か引っかかる、何かおかしい。」
「それだけで、これだけの捜査員が動くと思いますか?」
『っ!』
隣の風見は、勝ち誇った様に僅かに口角を上げた。
「毛利小五郎は送検します。以上。」
そう言って、2人は出て行った。
pruuuuuuuu
部屋を出ると、風見の携帯に着信が入った。
『すみません、収集が。』
「構わない。」
走って行った風見を見て、来栖も動き出した。
Next.
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作者名:Autumn | 作成日時:2019年6月23日 16時