【Free!】だからこそ優しく (ページ40)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:108,679 hit

39話ページ40

『個人の方も出れませんよ、多分』

木「無理にでも予定開けろ！久しぶりにお前の泳ぎみてぇんだよ！」

『もう何年も泳いでないですから！』

強いて言ったらこないだプールに落ちたのが最後だわ

木「んじゃ、マネならプール貸してもらって練習しとけっ！！」

『はぁっ！？』

んな無茶な…

木「お…？おぉ、お前んとこの部長じゃねぇか」

私の後ろを見てそう言う

凛「こんにちは」

『誰彼構わず声掛けるのやめてください…』

凛「コーチって言ってたけど…誰？」

『前に通ってたSCのコーチ』

凛「あぁ…」

木「そっちの兄ちゃんは今日出てなかったよな…？」

あぁ言ったそばから…

宗「はい、明日のリレーだけ…」

木「そうかそうか！頑張れよぉ！！来条のこともよろしくなぁ！そいつすげぇだろ！！指導とか上手いだろ！？」

『ちょ、指導なんてしてないですから！』

木「謙遜はよせよ！お前の指導もあって選手があんなに上手いんじゃねぇか！？」

『ホントしてないですから！不遜しすぎです！』

木「ま、何にしても世界の舞台立てるような奴が近くにいるんだ！心強いだろうな！」

『………』

ダメだ、この人止められない…

木「お？そう考えるとお前も世界の舞台目指してるだろうし…鮫柄に2人もいるとはすげぇな！！」

コーチは凛を見ながらうんうん頷く

『それより、コーチなんでこんなとこいるんですか』

木「こんなとことは何だよぉ！試合見に来たんだ、試合！」

試合の凄さで興奮してんのかこの人

木「おっと、そろそろ戻らねぇとな！んじゃまた今度なぁ！！絶対来いよ！」

それだけ言うとさっさと帰ってしまった

ホント勝手な人だ…

凛「なんか…すげぇな…」

『物凄い…疲れた』