白尾さん達の恋模様4【BL】 (ページ33)

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「おはよう、きんとき。」
「...おはよう。」

次の日、学校で会った彼は、いつものカラーを付けていなかった。
ワイシャツから少しだけ見えた項にはしっかりと噛み跡がついていて。
...あぁ、番になったのか。
彼の隣に、君はなったのか。
もう、俺は1番になれないのか。

「おめでとうなんて、言えるわけない...。」

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オメガバースの説明

オメガバースには3つの性別があり、それぞれα、β、Ωがある。

αは人数が少なく、全てにおいて普通の人間より秀でている。
顔も良ければ頭もいい、運動神経抜群で、体格もいい、人生の勝ち組。
その特性故に、大企業の社長や政治家などは圧倒的にα性が多い。

βは総人口の大体を占めていて、全てにおいて平凡。
特に説明なし。

Ωはもっとも人数が少なく、全てにおいて劣っている。
頭は悪く、運動神経もない。
努力してβより良くなるかならないか程度。
更に、性別関係なく子供を産むことが出来、繁殖の為の種、と、差別的意識が持たれていることが多い。

番システムというのは、αがΩの項を噛むことで成立する。
βがΩの項を噛んでも番にはなれない。
Ωは3ヶ月に1回ヒートと呼ばれる発情期が約1週間起こり、フェロモンでαを誘惑してしまう。
番になると、Ωは番のα以外を誘発しなくなる

カラーというのは、Ωが首に付ける首輪のようなもの。
襲われて無理矢理番になってしまわないように、項を守る役割をしている。

性別は、女のα、男のα、女のβ、男のβ...と、男or女の○○といった性別で、女だけ、男だけの性別はない。

αとΩには必ず’’運命の番’’と呼ばれる相手がおり、その相手とは運命で結ばれている。
運命の番と出会うと、αとΩは本能的に互いを誘発するらしく、Ωはヒート状態になる。
(いろんな設定があります！)

因みに、最後のきんときさんの台詞ですが、
世間一般的に、αとΩに番が出来る事はめでたいことだとされているので、祝福の言葉を言うことが多いです。
きんときさんはシャークんさんの事が好きだったので、おめでとうとかは言えなかったって事ですね。

あくまでも私なりのオメガバースの話なので、他にも色々な設定がある事をご了承ください。
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ずっと書きたかったオメガバース...！
β×Ωの切ない話が書きたかったんです！！